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バッファロー、録画番組を遠隔視聴できるDTCP+対応NAS

トランスコーダでスマホ向けに変換。2TBモデル38,850円

LS410DXシリーズ

 バッファローは、外出先からレコーダなどの録画番組などをスマートフォンで視聴できる「DTCP+」対応のNAS(LAN HDD)「LS410DXシリーズ」を8月上旬より発売する。

 容量は2TB/3TB/4TBの3モデルを用意。4TBモデルは受注生産で、家電量販店などで注文できるという。価格は2TB「LS410D0201X」が38,850円、3TB「LS410D0301X」が47,775円、4TB「LS410D0401X」が61,215円。

 同社HDD「LinkStation」で初のDTCP+対応モデルで、今夏発売するとアナウンスしていた。Blu-ray Discレコーダや、SCEのネットワークレコーダ「nasne」で録画した番組をLS410DXシリーズにDLNA/DTCP-IP経由でダビング/ムーブすると、NTTドコモの「ARROWS NX F-06E」(富士通製)などのDTCP+対応スマートフォンで、外出先からでも録画番組を視聴できる。デジタルライフ推進協会が策定したDLPAリモートアクセスガイドラインに準拠したデジオンのDTCP+リモートアクセス用ソリューション「DiXiM リモートアクセスサービス」に対応。「DLPAリモートアクセスロゴ」も取得予定。

 スマートフォンの3G/LTE回線でも安定して視聴できるように、動画を圧縮してから配信するトランスコーダも本体に内蔵。DRモードなどで録画した番組も、配信向けに最適化するとしている。対応スマートフォンは、ドコモのF-06E/F-07Eと、ソフトバンクの202F。さらに、外出先のパソコンからでも録画番組を視聴できるソフト「DiXiM Digital TV 2013 for Buffalo」もバンドルする。なお、トランスコーダはスマートフォン視聴時のみ利用でき、PCでの視聴時は変換できない。DiXiM Digital TV 2013 for Buffaloの対応OSはWindows Vista/7/8。

 レコーダなどで録画した番組のLS410DXシリーズへのDTCP-IPダビング/ムーブは、アップロード型とダウンロード型の両方に対応し、ダウンロード型であるnasneからは、LS410DXシリーズのUIでダビングの操作が行なえる。なお、レコーダからLS410DXシリーズへの自動ダウンロードは現時点では行なえず、対応を検討中としている。また、iPhoneなどiOS端末でのリモート視聴対応については未定で、デジオンから今後案内される見込み。

 録画番組などを、DLNA/DTCP-IP経由でホームネットワーク内のテレビ/スマートフォンから視聴することも可能。また、DTCP-IP対応レコーダを使ってBD/DVDにダビングすることなどもできる。DLPA NAS Level.3に準拠しており、「ビデオ・写真・音楽ファイルの共有」(Level.1)、「地デジ録画番組など著作権保護コンテンツのネットワークダビング」(ムーブイン)と「配信」(Level.2)のほか、「ネットワークダビング」(ムーブアウト)に対応する。

 iTunesサーバーや、Macの自動バックアップ「Time Machine」機能などにも対応。USB端子を1系統備え、USB接続の地デジチューナやHDDなどをネットワーク対応にするUSBデバイスサーバー機能も備える。USB HDDを追加することで容量の増設も可能。そのほか、スマートフォンでNASをリモート操作できるアプリ「WebAccess」とも連携可能。

 パソコンのNASとして利用する際の対応OSは、Windows XP/Vista/7/8とMac OS X 10.6~10.8。電源はACアダプタを使用し、消費電力は24W。外形寸法は45×205×127.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.3kg。

側面
背面

(中林暁)