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サーモス、魔法びんを応用したBluetooth真空スピーカー「VECLOS」。パイオニアが協力
(2015/2/17 13:46)
ステンレスボトルなどで知られるサーモス(THERMOS)は、真空技術を応用したBluetoothスピーカー「VECLOS 真空ワイヤレスポータブルスピーカー」を3月6日より発売する。ステレオモデル(ペア)の「SSA-40S」と、モノラルの「SSA-40M」を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は、ステレオモデルが18,000円前後、モノラルが1万円前後。カラーはそれぞれブラック(BK)、ホワイト(WH)、レッド(R)、ブルー(BL)の4色をラインナップする。
同社が“真空遮音分野”へ参入する「VECLOS(ヴェクロス)」ブランドの第1弾モデル。魔法びんで培った真空技術を応用して開発した、世界初「高真空二重構造」のエンクロージャが特徴。空気の振動を伝えない真空の特性を活かし、エンクロージャから発生する雑音を効果的に遮断することで、本来スピーカーが発するクリアな音を再現できるという。開発にはパイオニアが協力しており、エンクロージャの構造や、設置方法などについてパイオニアのノウハウが活かされているという。
一般的なエンクロージャは、重く頑丈にすることで音の漏れ(ノイズ)を防いでいるのに対し、真空エンクロージャは、真空空間が音の伝達を抑えるため、小型軽量化ができ、持ち運びに最適としている。本体下にリトラクタブル・スタンドを備え、音が出るバッフル面の角度を調整できる。
Bluetooth 3.0+EDRに対応し、スマートフォンなどの音楽をワイヤレスで受信して聴くことが可能。プレーヤーとの接続はワイヤレスだが、ステレオモデルの左右スピーカー間は有線で接続する。本体ボタンは1つのみで、電源ON/OFFとBluetoothペアリングが行なえる。プロファイルはA2DP/AVRCPに対応する。コーデックはSBC。ステレオミニ入力も備え、Bluetooth非搭載の機器とも接続できる。
スピーカーユニットは40mm径で、最大出力はステレオモデルが2.7W×2ch、モノラルモデルが3W。バッテリを内蔵し、連続使用時間はステレオモデルが約6時間、モノラルモデルが約10時間。充電は約3時間。1台の外形寸法は約52×61×94mm(幅×奥行き×高さ)、重量はステレオモデルが約300g、モノラルモデルは約160g。充電用USBケーブルやキャリングポーチなどが付属する。