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サーモス、魔法びん技術応用のハイレゾ対応/DAC搭載スピーカー。年内発売予定
2017年5月13日 14:42
ステンレスボトルなどで知られるサーモス(THERMOS)は、真空技術を応用したスピーカー「VECLOS」の新製品として、新たにハイレゾ対応スピーカーを開発。東京国際フォーラムで5月13日と14日に開催されている展示会「OTOTEN AUDIO・VISUAL FESTIVAL2017」で開発中の試作機を初披露した。年内の発売を目指しており、価格は未定。
魔法びんで培った真空技術を応用し、世界初「高真空二重構造」のスピーカーとして'15年に発売した「VECLOS 真空ワイヤレスポータブルスピーカー」に続き、製品化に向けて開発しているデスクトップ向けの上位モデルを披露した。USB DACやアンプを備え、DSDやFLACを含むハイレゾに対応するのが特徴。
ユニットは52mm径のアルミ、筐体はステンレス、土台部分はマグネシウムのオールメタル仕様。既存のポータブルモデルは密閉型だが、新しいデスクトップ向けはバスレフ型を採用し、低域再生を強化。側面部分は引き続き真空構造を採用し、高い剛性と減衰特性による高音質性能を特徴としている。
入力端子はスピーカーの土台部分に備え、USB Bとアナログ入力(ステレオミニ)を搭載する予定。ハイレゾ対応の詳細なスペックは明らかにしていないが、5.6MHz DSDや192kHz WAV/FLACなどをサポートする予定。Bluetooth対応についても検討中。
本体の角度調整も可能で、正面に向けた状態から、上に最大45度まで可変。デスクトップに置いたときにもニアフィールドで聴きやすくしている。
なお、OTOTENのブースで展示されている試作機は、まだDACを搭載していないため、RMEのBabyfaceの内蔵DACと組み合わせた音を試聴可能となっている。