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パイオニア、初の音声付き早見&遅見両対応BDプレーヤー。ハイレゾ/DLNA再生も
(2015/6/16 13:35)
オンキヨー&パイオニアは、パイオニア(Pioneer)ブランドのBlu-ray Discプレーヤー新製品として、業界初という音声付き早見/遅見再生の両方に対応した2モデルを6月下旬より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格と発売時期は、4KアップスケーリングやBlu-ray 3D、DLNAなどに対応した上位機の「BDP-180」が27,000円前後で7月下旬発売、これらの機能に対応しない「BDP-3140」が15,000円前後で6月下旬発売。
また、DVDプレーヤー「DV-2030」も7月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6,000円前後。
Blu-ray 3DやDLNA対応の「BDP-180」
Blu-ray 3DやBDの4K/24pアップコンバート、SACD、ハイレゾ音楽の再生に加え、DLNAなどのネットワーク機能も豊富に備えた上位モデル。カラーはブラック(K)とシルバー(S)の2色を用意する。
従来モデルで対応していたBDなどの音声付き1.5倍速早見再生に加え、新たに0.8倍速の遅見再生も可能になったが特徴。音程を変えずに音声を聞きながら1.5倍速/0.8倍速で動画再生できる。動画を短時間で楽しんだり、語学やダンスの練習などに利用できるという。10秒戻し/30秒送りの操作も可能。
「YouTube Send to TV」にも対応し、スマートフォンのYouTubeアプリで選んだ動画をBDP-180を介してテレビで楽しむことが可能。MicarastやWi-Fi Directにより、スマホなどの画面をそのままテレビに表示することも可能。DLNA 1.5のDMP/DMR(プレーヤー/レンダラー)に対応し、NASなどのメディアサーバーからネットワーク経由で動画や音楽などを再生できる。
BD/DVDビデオのほか、BD-R/REや、AVCREC/VRモード記録のDVD、AVCHD映像などの再生に対応。BD-Liveも利用できる。そのほか、デジタルカメラで撮影した3D静止画のMPOファイルも再生可能。動画/静止画の再生対応ファイルはDivX Plus HD、MKV、WMV、3GP、FLV、JPEG、MPO、PNG、GIF。
ハイレゾ音楽ファイルはUSBメモリやネットワーク経由で再生可能。DSD 2.8MHzや、192kHz/24bitまでのWAV/FLAC/ALAC(Apple Lossless)に対応。WAVやFLACのマルチチャンネル音声も再生できる。そのほか、MP3やWMA再生も可能。
スマートフォンアプリ「iControlAV5」や、「Pioneer ControlApp」からの操作に対応。パイオニアブランドのAVアンプとのHDMI接続でコンテンツを高画質化する「ストリームスムーサーリンク」や、高音質化機能の「サウンドレトリバーリンク」に対応する。
電源オフの状態からディスクトレイ開閉ボタンを押すと起動し、約2秒でトレイオープンと再生準備が完了。設定した時間(15分/30分)以上操作が行なわれないと自動で電源をオフにするオートパワーオフも搭載する。消費電力は18Wで、待機電力は0.5W以下。
出力端子はHDMI×1、光デジタル音声×1、アナログ音声×1。EthernetとUSBも備える。外形寸法は435×250×58mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2kg。
約15,000円の「BDP-3140」
BDP-180と同様に音声付き1.5倍速/0.8倍速再生に対応するが、Blu-ray 3Dや4Kアップコンバート、SACD再生に対応しないほか、DLNAやスマホ連携などのネットワーク機能も省いたベーシックなモデル。ハイレゾはUSBメモリ経由で再生でき、192kHz/24bitまでのWAV/FLACのみ対応する。カラーはブラック(K)とホワイト(W)の2色。
BDやDVDの10秒送り/30秒戻しや、BD-Live、オートパワーオフなどの機能も搭載。電源オフから約2秒で起動/トレイオープンする。消費電力は13Wで、待機時は0.3W以下。出力はHDMIと光デジタル音声、アナログ音声が各1系統。EthernetとUSBも装備する。外形寸法は360×208×39mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.2kg。
DVDプレーヤー「DV-2030」
DVDビデオやVRモード記録のDVDなどを再生可能なプレーヤー。カラーはブラック。音声付きの1.4倍速早見再生にも対応する。ボリュームを下げたときも、セリフを聴き取りやすくする「ダイアローグ」機能や、PALディスクをNTSCのテレビで観られる「PAL→NTSC変換機能」も装備。
108MHz/12bit対応の映像用DACを搭載するほか、高画質化機能の「ピュアシネマ・プログレッシブスキャン回路」や、「サウンドレトリバー」なども装備。30分以上の無操作で電源を切るオートパワーオフも利用できる。消費電力は6Wで、待機時は0.5W以下。
HDMIは搭載せず、出力端子はコンポーネント/コンポジット/同軸デジタル音声/アナログ音声を各1系統装備。外形寸法は360×200×42mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.2kg。