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リコー、Wi-Fi/NFC初対応のAPS-Cコンパクトデジカメ「GR II」。1080/30p動画も

 リコーイメージングは、APS-Cサイズ相当の大型CMOSを搭載したコンパクトデジタルカメラで、シリーズ初のWi-FiとNFC機能も搭載した「GR II」を7月17日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は10万円前後。レザーケースなどをセットにした「RICOH GR II初回生産限定セット」も2,000台限定で用意。価格は11万円前後。

Wi-Fi/NFCに対応、大型CMOSを搭載したコンパクトデジタルカメラ「GR II」

 「GR」の後継モデル。23.7×15.7mm、APS-Cサイズ相当のCMOSを搭載。総画素数は約1,690万画素。F2.8、35mm換算で焦点距離28mm相当の「GRレンズ」を搭載。2枚の高精度非球面レンズと、高屈折率低分散ガラスを採用し、ディストーションや色収差の発生を抑制しながら、画像の周辺部までシャープな解像力を備えているという。

 従来モデルとの違いとして、シリーズで初めて、Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)とNFC機能を搭載。NFC対応のスマートフォンやタブレットをかざすだけでペアリングでき、カメラ本体とほぼ同様の撮影設定をスマホから行なえる「GR Remote」と、撮影画像の閲覧や転送ができる「Image Sync」という2つのアプリが利用できる。

 動画撮影も可能で、MPEG4 AVC/H.264で、1,920×1,080/30fpsまでの撮影が可能。24pでの撮影もできる。新たに、動画撮影中の露出補正に対応。AFボタンでのAFも可能になり、AFスピードも高速化したという。また、「鮮やか」と「人物」、「雅(MIYABI)」の3つのエフェクトモードを動画撮影時に利用できる。

 静止画撮影時にはこれ以外にも、エフェクトモードとして「明瞭コントロール」や「光沢コントロール」など、6種類を新たに追加し、全17種類のモードが利用できるようになっている。

背面

 RAW撮影後に、カメラ内で様々な画像調整を行ない、JPEG出力も可能なカメラ内RAW現像機能を搭載。夜空を一定の間隔で連続撮影し、それぞれの画像の高輝度画像データのみを抽出して合成する「"インターバル合成」、白とび/黒つぶれを軽減する「ダイナミックレンジ補正」機能なども備えている。

 外形寸法は117×34.7×62.8mm(幅×奥行き×高さ)、電池やメモリーカードを含めた重量は約251g。記録メディアはSD/SDHC/SDXCに対応する。動画撮影時間は約45分。

レザーケースなどをセットにした「RICOH GR II初回生産限定セット」も2,000台限定で用意

(山崎健太郎)