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LG、65型で50万円を切る4K有機ELテレビ「OLED C5」。AIで画質・音質進化

83型 OLED83C5PJA

LGエレクトロニクス・ジャパンは、4K有機ELテレビの2025年スタンダードモデルとして、「OLED C5」シリーズを7月下旬から順次発売する。42型から83型までをラインナップし、価格はいずれもオープン。市場想定価格は以下の通り。

  • 83型 OLED83C5PJA 990,000円前後
  • 77型 OLED77C5PJA 748,000円前後
  • 65型 OLED65C5PJA 495,000円前後
  • 55型 OLED55C5PJA 363,000円前後
  • 48型 OLED48C5PJA 308,000円前後
  • 42型 OLED42C5PJA 297,000円前後

高画質技術として、リアルタイムAIプロセッサー「α9 AI Processor Gen8」を搭載。世界中の膨大な映像データをAIが学習。ディープラーニングアルゴリズムが強化されたAIプロセッサーにより、映像のジャンルや品質、場面、制作者の感情などさまざまな情報を正確に判断し、臨場感あふれる映像を創り上げるという。

AIが映像を分析し、各種ノイズを除去したのち、映像を4Kにアップスケーリングし、低解像度の映像も高精細表示する「オブジェクト型リアルタイム映像処理」も搭載。映像の中でも、登場人物の顔や体、車や動物などのオブジェクト、前景・背景を判別して立体的に再現。AIが画質を1フレームごとに丁寧に補正する「AIダイナミックトーンマッピングプロ」も利用できる。

Dolby Visionに対応するほか、制作者の意図通りの原画質をそのまま再現するという「FILMMAKER MODE」も搭載。昼間など明るい部屋で視聴する際、黒い部分がつぶれて見える暗いシーンでも、AIが暗部の輝度を最適化する「AI輝度」機能も備える。

また、OLED C5の65型は、さまざまな室内照明環境で、高い黒表現と色階調を実現するTÜV Rheinlandの「True Visual Experience with Indoor Lighting」認証を取得している。

83型 OLED83C5PJA

音声にもAIを活用。2chオーディオも、AIが臨場感あふれるバーチャル11.1.2chの立体的なサウンドに変換して再生する「バーチャルサウンド」や、BGMや環境音と音声をAIが分離させて、音声をクリアで歯切れよくする「AIボイスリマスタリング」、AIが今見ている映像のジャンルを分析し、それぞれのジャンルに合わせたサウンドに最適化する「アダプティブサウンドコントロール」が利用可能。Dolby Atmosにも対応する。

操作面では、マジックリモコンにAIボタンを新たに追加。ボタンを押して話しかければ、AIがリクエストに答えてくれる。AIボタンを押して話しかけると、ユーザーのLGアカウントに自動で切り替わり、ログイン情報を入力し直す手間が省ける。テレビの設定や操作に迷ったら、AIチャットボットに相談も可能。AIコンシェルジュが、視聴履歴や検索ワードをもとに、ユーザーの“観たい”を提案する機能もある。

好きな絵を選ぶだけで、約16億通りのパターンの中からAIがユーザーが好む画質を提案する「パーソナルピクチャーウィザード」、提示されたサウンドの中から好みのサウンドを数回選ぶだけで、約4,000万通りのパターンから、AIがサウンドをお勧めする「パーソナルサウンドウィザード」も備える。

LG独自の「webOS」を採用。様々なVODアプリを利用できる。チューナーは、地上/BS/110度CSデジタルを各3基搭載する。
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83型 OLED83C5PJA