ニュース
世界初、LGの“透ける”ワイヤレス4Kテレビ。約1100万円で「ガラスのように空間と調和」
2025年7月1日 11:00
LGエレクトロニクス・ジャパンは、世界初の透過型ワイヤレス4K有機ELテレビ「LG SIGNATURE OLED T」(型番:OLED77T4PJA)を、7月1日より受注販売を開始する。価格はオープンで、市場想定価格は1,100万円。
電子機器の見本市「CES 2024」で披露され、2025年の世界販売がアナウンスされていた透過型4K有機ELテレビ。77型のワンサイズのみの展開となる。
最大の特徴が“ガラスのように空間と調和する”と謳う、透過型パネルの採用。パネルの背景が透けて見えるため、自然光や景色を遮らずに、77型の大画面でもインテリアに溶け込むことが可能。「従来のテレビのように真っ黒なディスプレイによる圧迫感を与えることもないため、空間の広がりを演出」できるという。
没入感のある映像を鑑賞したいときは、透過型ディスプレイ裏の「T-Curtain Call」を立ち上げることで、4K有機ELの“黒ディスプレイ”に変身。生活のシーンにあわせてディスプレイのスタイルを切り替えることができるようになっている。
パネル解像度は4K(3,840×2,160)で、対応リフレッシュレートは120Hz。Dolby Vision、HDR10、HLGのHDR規格もサポートしている。
番組などをディスプレイに映していない時は、ディスプレイにアートやアクアリウムなどの専用コンテンツを表示できるのも特徴。透過型ディスプレイにアクアリウムを表示すれば、まるでリビングを魚たちが自由に泳いでいるかのような幻想的な空間を演出できる。
ディスプレイ下部には、カレンダーや天気などを確認できるインフォメーションバーを搭載。リビングの情報デバイスとしても活躍してくれるという。
透過型モデル用に、左右のどちらにも設置できる専用ユニットシェルフ(別売)を用意。特別にデザインされたユニットシェルフになっており「空間に静かな品格を添える」としている。
入出力端子やチューナーを備えたセットボックス「ZeroConnect Box」とはワイヤレス接続のため、配線フリーを実現。設置場所も制限されることがなく、乱雑なケーブルでインテリアやインテリアやSIGNATURE OLED Tのデザイン美を邪魔しないという。
搭載されている映像エンジンは、独自開発「α11 AI Processor」。AIエンジンが画質を最適化し、地上波でも、ネット画質でもあらゆるコンテンツに合わせて、美しく鮮明な映像にしてくれる。
サウンド面では、AIが臨場感あふれるバーチャル11.1.2chの立体サウンドへと変換(内蔵スピーカーは4.2ch/60W)。より空間的なサラウンド効果を生み出してくれる。加えて、BGMや環境音と人物の声を識別し、人物のセリフをクリアに聞き取りやすくする機能も備える。
OSは、独自の「webOS」を採用。多彩なVODアプリを使って、幅広いジャンルのストリーミングコンテンツが楽しめる。なおOSは、5年間の無償アップデートをサポートしている。