ニュース

beyerdynamic、定番モニターヘッドフォンにテスラ2.0搭載の「DT 1770 PRO」

 ティアックは、独beyerdynamicのモニターヘッドフォン「DT 1770 PRO」を9月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7万5,000円前後。

DT 1770 PRO

 スタジオモニター用として定番の密閉ダイナミック型モニターヘッドフォン「DT 770 PRO」の進化系と位置付けられ、プロ用モデルでは初となる「テスラ 2.0ドライバー」(第2世代)を搭載。既存モデルのT 70/T 90をベースとしたテスラ技術を採用しており、ユニットは45mm径。3層構造の振動板が細部の不要な共振を省き、明瞭な倍音や、豊かな低音を実現するという。

DT 1770 PRO
プロの現場での使用イメージ

 スプリングスティールを採用した堅牢なヘッドバンドを採用し、側圧は約7.2N。ケーブルは着脱可能で、ロック機構を備えた片出しのミニXLR端子を備える。ストレートケーブル(3m)とカールケーブル(5m)の2種類を同梱する。アンプ側の端子はステレオミニ。

 イヤーパッドは交換可能で、ミキシングやマスタリングなどでクリアな音質を再現するというベロアと、レコーディングやモニタリングで周辺のイズを遮断する硬めの合皮の2種類を同梱する。

主な特徴
テスラ2.0テクノロジーを搭載
スポーツウェアなどで使われているCoolmaxを使用
ミニXLRのロック式ケーブルを採用
ベロア素材のイヤーパッド
合皮のイヤーパッドへの交換も可能

 デザインはbeyerdynamic伝統のフォークなどを継承しつつ、ブラックを基調としたものに一新。製品ロゴの書体など細部までこだわったという。装着性を考慮し、スポーツウェアなどで使われているCoolmax素材を採用。長時間でも快適に使用できるという。DT 770 PROと同様にドイツでハンドメイドされている。

 周波数特性は5Hz~40kHz、インピーダンスは250Ω、全高調波歪率は0.05%以下。最大許容入力は200mW、出力音圧レベルは125dB。ケーブルを除く重量は388g。キャリングケースや、ステレオ標準プラグアダプタなどが付属する。

付属品
主な仕様

(中林暁)