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JVC、600fps撮影対応の「スポーツコーチングカム」。タグ機能付き無線システムも

 JVCケンウッドは、JVCブランドのビデオカメラ新製品として、スポーツ科学に基づいた映像分析向けの「スポーツコーチングカム(GC-LJ25B)」を8月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、想定価格は35万円前後。ビデオカメラ本体だけでなく、映像編集/管理を効率化するタギング機能に対応したロジカルプロダクト製無線システム「LP-WS1541」と組み合わせて、スポーツ指導者や研究者向けに販売する。

スポーツコーチングカム(GC-LJ25B)

 最高600fpsで瞬間的な動きを捉えるハイスピード撮影機能などを搭載したフルHDビデオカメラと、撮影後の映像を、タグで検索/管理しやすくする無線システムのセット。スポーツのフォームなどを撮影して確認できる。オプションで、1台のPCから複数台のカメラを遠隔操作するマルチカメラにも対応可能。また、タブレットやスマートフォンと連携できるWi-Fi機能も搭載する。

 ビデオカメラは、1/2.3型、1,276万画素の裏面照射CMOSセンサーを搭載し、1,920×1,080ドット/60p、36Mbps記録に対応。形式はMPEG-4 AVC/H.264(MP4)で、1080p/720p/360pの撮影モードを用意する。光学式手ブレ補正も搭載。レンズは一体型で、光学10倍ズームを搭載。ダイナミックズーム機能も備え、1080p時は16倍ズーム、720p/360pは19倍ズームが可能。デジタル64倍ズームや、再生時の4倍ズームも利用できる。35mm換算の焦点距離は、1080pで29.5〜476mm(手ブレOFF/ダイナミックズームON時)、720p時は36.3〜715mm(同)。F値は1.2〜2.8。最低照度は1ルクス(オートスローシャッターモード1/30)。

ハイスピード撮影のイメージ

 フォームなどを撮影し、後からスロー映像で確認できるハイスピード撮影機能を搭載。記録スピードは120〜600fpsの間で選択でき、スポーツ記録時に多用されるという300fpsモードでは、同社の従来モデルより高画質化を図ったという。なお、ハイスピード撮影はMP4記録で、音声は無し。600fps時は撮影画素数が320×176ドットとなる。そのほか、試合全体の流れを短時間で確認できるタイムラプス撮影の5fpsモードも採用した。同じ画角を繰り返し再現できる、ズームポジションメモリー機能も利用できる。

 静止画撮影も可能で、4:3で594万画素、16:9時は541万画素で記録。300万画素の静止画の場合、最速60枚/秒で最大115枚を連続撮影できる。また、プログレッシブ撮影動画から、200万画素の静止画を最短1/30秒ごとに最大9枚までの連続切り出しすることも可能。シャッタースピードは1/8,000と1/10,000を備える。

 セットの無線システム「LP-WS1541」は、映像の検索/編集/管理を効率化できるタギング機能に対応。撮影映像に4種類のタグ情報(タグ名/録画開始からタグまでの時間/タグの何秒前から何秒後までを必要とするかを示す時間/選手名やイベント名など任意で5階層)を付加できる。

PCソフトでの2画面再生時イメージ

 別売オプションのロジカルプロダクト製データ送受信装置「LP-RF24TR1/LP-RF24TR2」を利用することで、タグ情報を複数台のカメラに付加することも可能。さらに、同オプションを使うことで複数台のビデオカメラをPC1台で遠隔操作でき、マルチカメラ同時制御による多視点からのフォーム分析や多箇所からの連続撮影なども可能になる。

 液晶モニタは3型/46万画素。HDMIミニやAV出力端子を装備する。手持ち撮影時のホールド性を向上させる専用ハンドグリップや、屋外撮影時の雨や水しぶきを防ぐ専用レインカバーも同梱する。

 記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード。付属バッテリでの連続撮影時間は約2時間で、実撮影時間は約1時間。オプションとして、連続撮影時間約10時間を実現する長時間バッテリ「SSL-JVC75」も用意する。外形寸法は、110×183×76mm(幅×奥行き×高さ、グリップベルト除く)。

(中林暁)