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ソニー、ハイレゾノイズキャンセルイヤフォン「h.ear in NC」
デュアルノイズセンサー搭載。「h.ear in」も
(2015/9/8 13:15)
ソニーは、新開発の9mmドライバを搭載したハイレゾイヤフォン「h.ear in(ヒアイン)」を10月10日より発売する。価格はオープンプライスで、スマートフォン用リモコンを備えた「MDR-EX750AP」が11,000円前後、ポータブルオーディオ向けの「MDR-EX750」の店頭予想価格は10,000円前後。
また、デュアルノイズセンサーテクノロジーを搭載し、ハイレゾ再生とノイズキャンセルを両立した「h.ear in NC」(MDR-EX750NA)も10月10日に発売。店頭予想価格は21,000円前後。
感性価値に訴える商品とプロモーションにより、若年層の音楽ファンをターゲットにする新ヘッドフォン/イヤフォンブランド「h.ear」。h.ear inは、そのイヤフォンモデルとなる。なお、ヘッドフォンのh.ear onについては別記事で紹介している。
h.ear in(MDR-EX750/EX750AP)
新開発の9mmダイナミックドライバーを搭載したハイレゾ対応イヤフォン。MDR-EX750とMDR-EX750APの違いは、マイク付きリモコンの有無で、EX750APのみリモコンを装備し、スマートフォンの通話や操作が行なえる。
MDR-EX750APは、カラーはビリジアンブルー、シナバーレッド、チャコールブラック、ライムイエロー、ボルドーピンクの5色を用意。MDR-EX750はチャコールブラックのみとなる。
新9mmドライバは、振動板の形状を最適化し、広帯域再生を実現。さらに、振動板を駆動する磁気回路のマグネットをボイスコイル外側に配置する「外耳型磁気回路」の採用により、小型でありながら高感度化。振動ドーム部分は小径化し、音をそのまま音導管に放射するため、超高域再現を可能とし、40kHzまでの高域再生を実現した。
再生周波数帯域は5Hz~40kHz、感度は105dB/mW、インピーダンスは16Ω。低音を強化するビートレスポンスコントロールを搭載する。
ケーブルは長さ1.2mで、銀コートOFCを採用。グラウンドを分離し、4芯構成にすることでクロストークを低減する「独立グラウンドケーブル」を採用している。本体重量は5g。イヤーピース(SS/S/M/L)やキャリングポーチが付属する。
h.ear in NC(MDR-EX750NA)
「ハイレゾの高音質を快適な環境で聞く」を目標にしたハイレゾノイズキャンセルイヤフォン。h.ear inと共通の小型高感度9mmドライバーユニットを搭載するほか、デュアルノイズセンサーテクノロジーによるデジタルノイズキャンセリングに対応する。
「デュアルノイズセンサーテクノロジー」では、イヤフォンの内側と外側に2箇所にマイクを備え、騒音を打ち消す信号を高精度に生成することでノイズを低減。外側の音と、そこで消しきれなかった耳元のノイズを抽出し、さらにノイズ低減を行なうことで、ノイズキャンセル効果を高めるという。
ケーブル中程のNCユニットに、192kHz/24bit対応のインテグレーテッドDNCプロセッサを内蔵。NC関連処理をワンチップ化したソニー内製デバイスで、省電力かつ高精度のノイズキャンセルを実現し、バッテリの小型化にも寄与しているという。周囲の騒音を分析し、最適なノイズキャンセルモードを自動的に選択するフルオート「AIノイズキャンセリング」により、様々な環境下でのNC性能を高めている。
なお、新ウォークマン「NW-A20HNシリーズ」でもハイレゾ+デジタルNC対応しているが、h.ear in NCでは、デュアルマイクの効果などで、より効果的なノイズキャンセルが行なえるとしている。また、ウォークマン以外のイヤフォンでもNCを適用できる点も特徴となる。
ケーブル中程のNCユニット部にバッテリも内蔵。最大約16時間の再生が行なえる。充電はマイクロUSB経由で行ない、充電時間は約2.5時間。また、バッテリOFF時には、バッシブイヤフォンとしても利用できる。AndroidやiPhoneで利用できるマイク付きリモコンを備えている。
再生周波数帯機は5Hz~40kHz、感度は103dB/mW(NC ON時)、100dB/mW(NC OFF時)。ケーブルは1.5mのOFC。重量は27g。イヤーピース(SS/S/M/L)やキャリングポーチが付属する。