ニュース

ソニー、“感性価値に訴える”新ハイレゾヘッドフォン「h.ear on」

 ソニーは、ヘッドフォン/イヤフォンの新シリーズ「h.ear(ヒア)」を発表。新開発の40mmユニットを搭載し、ハイレゾ対応の密閉型ヘッドフォン「h.ear on(MDR-100A)」を10月10日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は22,000円前後。

h.ear on(MDR-100A)

 h.earは、拡大するハイレゾ聴取層、特に若年層への高品位製品の訴求と、感性価値に訴える製品づくりを狙った新ヘッドフォン。デザインと音の両軸で、新たなユーザー獲得を目指す。

 イヤフォンの「h.ear in」とともにシリーズ化。また、hear展開にあたり、ウォークマンA20シリーズとカラーを統一し、ウォークマンとセットでハイレゾを訴求していく。カラーは、ビリジアンブルー、シナバーレッド、チャコール・ブラック、ライムイエロー、ボルドーピンクの5色を用意する。

5色のカラーバリエーションを用意
h.ear on(ビリジアンブルー)
h.ear on(シナバーレッド)
h.ear on(チャコール・ブラック)
h.ear on(ライムイエロー)
h.ear on(ボルドーピンク)

 h.ear on(MDR-100A)は、新開発の40mm径HDドライバーによるハイコンプライアンス化により、低域再現性を向上し、60kHzの高音域再生に対応。軽量のCCAWボイスコイルを用いる事で、高域でのリニアリティの高いレスポンスも実現している。

 振動板のドーム部にチタン被膜をコーティング。ドーム部の剛性を上げる事で、振動を抑制し、色鮮やかな音楽を楽しめるとする。再生周波数帯域は5Hz~60kHz。感度は103dB/mW、インピーダンスは24Ω。

新開発のドライバを搭載

 デザイン面では、商品を構成する要素を少なく、一つの塊のように表現/造形。一体感有るシンプルなフォルムを追求したという。また、単色でのシンプルな表現を目指し、本体からケーブルまで同じ色味になるように仕上げた。また、ファッショントレンドの同梱を踏まえ、中間的な色相の5色を採用したという。従来ハウジング部につけていた[SONY]ロゴもヘッドバンド部に配置している。

hear.on(MDR-100A)
ソニーロゴをヘッドバンド部に配置

 折りたたみに機構を採用し、持ち運びも可能。ヒンジの位置が内側に入る機構により、折りたたみ時のサイズも小型化されている。また、立体縫製イヤーパッドの採用により装着感を向上している。

折りたたみも可能
パッケージもこだわりのデザインを

 ケーブルは片出しで長さは1.2m。着脱可能となっており、別売のグランド分離ケーブルにより、対応ヘッドフォンアンプ等と組み合わせてグランド分離出力ができる。別売のソニー製ヘッドフォンケーブル「MUC-Sシリーズ」が用意される。本体重量は220g。スマートフォン用リモコンを備えたケーブルも同梱される。

(臼田勤哉)