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有機ELテレビで攻勢かけるLG。S字カーブの両面型も

約14万円のゴールド「LG Watch Urbane Luxe」

 ドイツ・ベルリンで開催されている「IFA 2015」から、有機ELテレビやスマートフォン「LG G4」の新たなバリエーションモデルなどを出展していたLG Electronicsのブースをレポートする。ブース入口には、55型〜77型有機ELを計62枚使用した大きなディスプレイでデモ映像を表示している。

複数枚のディスプレイを組み合わせたブース入口のデモ

 展示の中心は、1月に行なわれたInternational CES 2015と同様に有機ELテレビ。HDR対応4K有機ELテレビや、曲面ディスプレイモデルなどを展示している。

 また、同社製テレビの特徴であるwebOS 2.0を軸としたスマートテレビサービスについては、NetflixやAmazon Videoをはじめとした様々な4Kビデオ配信に対応する点を紹介している。なお、3Dへの対応についてはこれまでに比べて大きくアピールせず、「LGのテレビは基本的には3D対応」という方針だという。

展示された曲面の4K有機ELテレビ
HDRに対応したことで、従来のテレビとの明部/暗部表現の違いを比較
HDRの色表現の高さを示す例として、絵画や現代アート作品とコラボ。本物の作品とテレビ映像を半分ずつ表示しても区別がつかないという点をアピール
4K動画配信なども様々なサービスに対応

 4K IPS液晶テレビも引き続き展示している。会場には98型で8K解像度のテレビも参考展示された。

4K液晶テレビ
参考展示された8K液晶テレビ
PC用ディスプレイでは、21:9シネスコ液晶など

基調講演でLG Displayが両面表示の湾曲ディスプレイを披露

 現地時間4日の開幕基調講演では、LG Display社長兼CEOのDr.Sang Beom Han氏が、電球など“光”とディスプレイの歴史を振り返りながら、“Perfect display”に求められる要素としてPerfect color、Perfect black、Perfect lightの3つを挙げた。それらを実現する技術として有機ELをアピールした。

LG Display社長兼CEOのDr.Sang Beom Han氏が開幕基調講演に登壇し、有機ELをアピール

 最新技術の成果として、折り曲げてロール状にしたディスプレイや、両面に映像を表示できるディスプレイなどを紹介。講演後には、会場で巨大な両面ディスプレイ「Vertical Tiling OLED」を披露。S字状に波を打ったように湾曲した形状で、77型4Kディスプレイを両面で計6枚使用したもの。デジタルサイネージなど様々な用途が想定される。

基調講演の会場で披露された大型ディスプレイ。前後両面に映像を表示している

約14万円のゴールド仕様「LG Watch Urbane」や「G4」大型モデルなど

 スマートフォン関連では、海外で発売しているフラッグシップ機「G4」のバリエーションモデルや、スマートウォッチの「LG Watch Urbane」などを展示している。

 3月に発表されたLG Watch Urbaneは、1.3型の円形プラスチック有機ELディスプレイを備えたAndroid Wear搭載スマートウォッチ。今回のIFAではその限定モデル「LG Watch Urbane Luxe」がショーケース内に展示された。米国宝飾店のREEDS Jewelersと協力により実現したモデルで、24金よりも硬いという23金を使用。米国での価格は1,200ドルとなっている。

LG Watch Urbane Luxeはショーケース内に
通常モデルのLG Watch Urbaneはデモコーナーで試せる

 スマートフォンは、グローバル向けのフラッグシップモデルとして販売されている5.5型モデル「G4」に、5.7型HD液晶でスタイラスを付けたモデル「G4 stylus」などを展示している。G4シリーズで欧州向けの5.2型「G4 S」や中東向けの5型「G4 C」なども展示していた。

5.7型の「G4 stylus」
ユニークな製品として日本でも話題となった、四角く巻いて折りたためるBluetoothキーボードも

(中林暁)