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Siriと会話で映画検索、アプリ追加も可能な新「Apple TV」。149ドル〜

 アップルは10日、Siriでの音声入力や検索を強化し、新OS「tvOS」によりアプリ追加などに対応した新「Apple TV」を発表した。HDMIを装備してテレビなどに接続できる小型セットトップボックス(STB)で、米国で10月下旬より発売。価格はストレージメモリ32GBモデルが149ドル、64GBが199ドル。

新Apple TV

 アプリを追加可能な「tvOS」を採用したほか、Bluetoothリモコンを使ったタッチ操作、Siriによる音声入力/操作に対応する。映像配信サービスは、日本向けにはiTunes(Movies)やHulu、バンダイチャンネル、Qello TV、Jリーグオンデマンド、MLB.TVなどが利用可能。

メインメニュー。下部にアプリが並んでいる

 配信コンテンツを、「ジェイソン・ベイトマンで映画を探す」、「'80年代から最高に面白い映画を探す」といった、Siriと会話する形で検索可能。映画再生中に出演者の関連作品を調べる、野球の中継を楽しみながら、同時に行なわれている他の試合のスコアをチェック、近くの天気をSiriで検索するといった事もできる。

 iTunesの音楽操作/再生にも対応し、Apple Musicも利用可能。操作もSiriから行なえる。iOSデバイスからワイヤレスで映像や音楽を受信し、テレビで表示・再生するAirPlayにも対応する。

 Apple TVのOSを、tvOSとしてプラットフォーム化し、サードパーティアプリの開発も加速。iOSと多くの機能は共通化されており、映像/音楽コンテンツだけでなく、ゲームやその他アプリを増やす方針。Apple TV用のApp Storeも新たにオープン。デモでは、一般家庭の宿泊予約が行なえる「Airbnb」などが紹介された。tvOSの開発ツールは9日より提供開始される。

ビデオ配信サービスを利用しているところ
Siriに話かけて各種操作やコンテンツの検索が可能
ゲームアプリも用意する
Bluetoothリモコンの「Siri Remote」で操作

 Bluetoothリモコンは「Siri Remote」と名付けられており、Siriの操作ボタンのほか、「タッチサーフェス」と呼ばれる上部のエリアを親指でなぞる事で、十字キー操作の代わりとなり、スクロールや選択、ボリューム調整などが可能。Lightning端子を装備し、1度充電すれば3カ月間利用できる。

 加速度センサーとジャイロスコープも内蔵しており、ゲームプレイ時のリモコンとして使うことも可能。MFiベースのコントローラもサポートしており、他社の本格的なゲームパッドを接続してゲームを楽しむ事もできる。

 Apple TVの外形寸法は98×98×33mm(幅×奥行き×高さ)で、横幅と奥行きは従来モデルと同じだが、厚さが23mmから33mmへとアップしている。重量は425g(従来は272g)。

 HDMI 1.4出力、Ethernet端子を装備。光デジタル音声出力は省かれた。無線LAN機能も搭載し、IEEE 802.11a/b/g/n/acに対応する。映像出力は1080pまでサポート、音声出力はドルビーデジタル7.1chまで対応(従来は5.1ch)。プロセッサはデュアルコアのA8(従来はシングルコアのA5)。

(臼田勤哉 / 山崎健太郎)