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ELAC、Dolby Atmos対応のアドオンスピーカー「A4」

スマホからBluetoothで音質設定するサブウーファも

 ユキムは、独ELACの新スピーカーシリーズ「Debut Line」の製品として、Dolby Atmos用アドオンスピーカー「A4」や、サブウーファ2機種を11月21日より順次発売する。発売日と価格は、「A4」が12月末で50,000円(ペア)。サブウーファは11月21日で、イコライザのBluetoothコントロールに対応する「S10EQ」が10万円、デュアルフレアのバスレフポートを備える「S10」が55,000円。特約店のみで購入できるモデルとなる。

A4

 なお、11月21日発売のブックシェルフ型「B5」など4モデルについては別記事で紹介している。

スピーカーの上に置いてDolby Atmos対応にする「A4」

A4の背面

 Dolby Atmos対応のAVアンプと組み合わせ、手持ちのブックシェルフ型やフロア型スピーカーの上に設置して使う、Dolby Atmosイネーブルドスピーカー。ホームシアターでの利用時に、埋め込みスピーカーを利用しなくても高さ方向の空間表現が行なえ、立体的な音場を作れる。カラーはブラック。

 0.5インチ径のポリマードームツィータと4インチ径のウーファで構成。TADやKEFでスピーカー開発を手がけたエンジニア、アンドリュー・ジョーンズ氏がデザインした同軸ドライバを採用している。ウーファの振動板には硬さと軽さの比率に優れた「Woven Aramid-Fiber Woofer(ウォーヴン・アラミドファイバー・ウーファ)」を採用。従来のポリプロピレンやペーパーコーンを超える減衰特性や、ウーファの強度向上を実現した。

 周波数特性は180Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は5kHzで、ユニット間のスムーズな伝送性能を追求したクロスオーバーネットワーク設計を採用している。インピーダンスは6Ω、感度は85dB、最大入力は80W。

 キャビネットは密閉型MDF製。ブラッシュビニールの表面加工を施している。スピーカーターミナルには5ウェイバインディングポストを採用。外形寸法は200×222×123mm(幅×奥行き×高さ)。

スマホなどから音場補正ができるサブウーファ「S10EQ」

 ホームシアターや2.1chシステムなどでの利用を想定したバスレフ式アクティブサブウーファ。10インチ径のカスタム・ロング・ドライバとパッシブラジエータを内蔵し、最大出力400Wのアンプを内蔵(定格出力200W)。アンプには独自のBASHテクノロジーを採用し、入力信号に応じて電圧調整を行ない、AB級アンプとして動作する。

S10EQ
専用アプリ「ELAC SUB Control」のイコライザ画面

 無料の専用アプリ「ELAC SUB Control」を用いて、iPhone/iPadやAndroid端末からBluetooth経由で音質調節が可能。視聴ポジションに座ったままスマホなどの画面を見ながらセッティングできる。

 周波数特性は28~150Hz、クロスオーバー周波数は50~150Hzで調整も可能。音声入力はアナログRCAを装備する。キャビネットはMDF製で、ブラッシュビニールの表面加工を施している。外形寸法は343×343×343mm(幅×奥行き×高さ)、重量は15.3kg。

デュアルフレアのバスレフポートを備えたサブウーファ「S10」

 BASHテクノロジーを採用し、AB級動作するアンプを内蔵したバスレフ式サブウーファ。アンプの出力は最大出力200Wで、定格出力は100W。10インチ径のカスタム・ロング・ドライバや、デュアルフレアバスレフポートを備えている。

S10

 周波数特性は35~150Hz、クロスオーバー周波数は50~150Hz可変。音声入力はアナログRCA。キャビネットの材質はブラッシュビニールの表面加工を施したMDF。外形寸法は343×343×343mm(幅×奥行き×高さ)、重量は12kg。

(庄司亮一)