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Netflixが「全世界でのサービス開始」を宣言。中国等を除く190以上の国で利用可能に
(2016/1/7 11:15)
米ラスベガスで6日(現地時間)に開幕した「CES 2016」。その基調講演においてNetflixは、映像配信サービスを新たに130以上の国で展開、「全世界でのサービス開始」を宣言した。2007年に米国でサービスを開始し、カナダ、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、日本に進出。60カ国まで拡大していたが、130以上の国が加わる事で、190以上の国で利用可能となった。一覧はNetflixのページに記載されている。
基調講演に登壇した、Netflixの共同創業者兼 CEO リード・ヘイスティングス氏が明らかにしたもの。発表と同時にサービスの提供も開始されている。ただし、中国では利用できず、「サービス提供を目指し活動を続けている」という。また、米国政府の制裁措置により、米国企業はクリミア、北朝鮮、シリアでは事業活動を禁止されているため、同地域でも利用できない。
配信国の追加に合わせ、既に対応中の17言語に加え、新たにアラビア語、韓国語、簡体字中国語、繁体字中国語にも対応したという。
ヘイスティングス氏は、「本日、グローバル規模のオンラインストリーミングネットワークが新たに誕生しました。今回のサービス開始によって、世界中の皆様、すなわちシンガポールからサンクトペテルブルクまで、あるいはサンフランシスコからサンパウロまで、各国にお住まいの人々が、映画やドラマを同時に楽しめるようになったのです。もうお待ちいただく必要はありません。インターネットにさえ繋がっていれば、好きな時に、好きな場所から、どんなデバイスでも映画やドラマを楽しむことができます」とコメント。
さらに、「今後も皆様のフィードバックを受けながら、対応言語やコンテンツ、視聴方法などを順次拡大していく予定」としている。
サービスを提供している国では、いずれも月額料金で「Marvel デアデビル」、「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」、「ナルコス」、「センス 8」、「グレイス & フランキー」、「マルコ・ポーロ」などの Netflix オリジナルコンテンツや、様々なライセンス作品の映画やテレビ番組を視聴可能。
また、2016年に提供するオリジナルコンテンツとして、31本の新作・旧作を含むドラマシリーズ、20本以上の長編映画とドキュメンタリー、スタンダップコメディ、30本のキッズ向けシリーズの配信を予定。オリジナルコンテンツは世界中で同時配信される。
基調講演の模様は追って掲載する。