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小型の平面駆動ヘッドフォン「SINE」と、Lightning接続のDACアンプ内蔵ケーブル

 AUDEZEは、「CES 2016」において平面駆動型ヘッドフォンのコンパクトモデル「SINE」と、DAC/アンプ内蔵のLightning接続ケーブル「CIPHER Lightning Cable」を展示している。'16年発売予定で、SINEの価格は499ドルの見込み。

SINE

 平面の振動板を使った平面磁界/全面駆動型ヘッドフォン。AUDEZEヘッドフォンで最軽量のオンイヤー型で、磁気回路部分に「Fluxor Magnetic Technology」を採用し、高い磁束密度を実現。歪みを抑える「Uniforce」振動板を搭載する。これらの技術により、オンイヤー型でも大型のモデルに近い音質を可能にしたという。ネオジウムマグネットを使用し、トランスデューサは80×70mm。

SINE(ケーブルを外した状態)

 再生周波数帯域は10Hz~50kHz、インピーダンスは20Ω。音圧レベルは120dB以上。重量は280g。ケーブルは着脱可能で、2.5mのステレオミニケーブルが付属。標準プラグアダプタも付属する。

 別売オプションとして、iPhoneなどとLightning端子で接続できる24bit DAC/アンプ/DSP内蔵ケーブル「CIPHER Lightning Cable」も用意。SINEと組み合わせてハイレゾ音楽をiPhoneなどからデジタルのまま出力し、CIPHERのDAC/アンプを通して聴くことが可能。

 ケーブルのリモコン部分に、24bit DACとアンプ、Lightningオーディオモジュール、マイクを装備。AUDEZEのアプリで、10バンドイコライザの調整も行なえ、設定値を2つまで保存できる。

TIDALを使った試聴デモを行なっている
CIPHERを使って、iPadのLightning端子からデジタル入力可能
ケーブル部のリモコンにDACやアンプを内蔵
CIPHER Lightning Cableの説明動画(ヘッドフォンはEL-8を使用)

(中林暁)