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グリーとHTCがVR事業で提携、国内のアミューズメント・レジャー施設に導入へ

 グリーと台湾のHTCは10日、日本国内におけるバーチャルリアリティ(VR)事業の業務連携で合意。国内のテーマパーク、アミューズメント施設、カラオケ、ショッピングセンターなどに、共同でVR体験を提供していく。

両社が開発協力し、アミューズメント・レジャー施設の環境やニーズに合わせた提案・支援をしていく

 両社が開発協力し、施設の環境やニーズに合わせた提案・支援を実施。互いのリソース・技術力・ノウハウを活用したさまざまな取り組みを予定。「より多くの一般消費者の方に最高のVR体験を提供する事で、VR市場の拡大と新しいエンターテインメントの創出に貢献していく」としている。

 グリーは2015年からVR事業に本格参入。同年9月に初のVRコンテンツとして、謎解き脱出ゲーム「サラと毒蛇の王冠」を「東京ゲームショウ2015」に出展。11月にはVR開発専門スタジオ「GREE VR Studio」も設立。今年の5月10日には、VR業界の第一線で活躍する国内外のプレーヤーをゲストに迎えるカンファレンス「Japan VR Summit(JVRS)」も開催する予定。

 HTCは、Valveと共同でVRシステム「HTC VIVE」(111,999円)を開発。コンシューマー向けに4月5日から出荷する予定。ヘッドマウントディスプレイ(HMD)と、2つのワイヤレスコントローラで構成しており、VR体験中に、現実の世界とつながることができる「Vive フォンサービス」などにも対応している。

HTC VIVE

(山崎健太郎)