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AK380の銅モデルと組み合わせる、“純銅”のジャケット型アンプ。約15万円

アユートは、Astell&Kernのハイエンドハイレゾオーディオプレーヤー「AK380」と組み合わせる専用ポータブルヘッドフォンアンプ「Astell&Kern AK380 アンプ」の外装を、純銅とした「Astell&Kern AK380 アンプ Copper」を3月26日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は149,980円(税込)。

「AK380 Copper」と「Astell&Kern AK380 アンプ Copper」をドッキングするところ

 発売中の、銅筐体を使ったプレーヤー「AK380 Copper」との組み合わせを想定。「AK380 Copper」は直販549,980円(税込)で重量は約350g。「Astell&Kern AK380 アンプ Copper」は直販149,980円(税込)、重さは約297gであるため、両者を組み合わせると、699,960円、重さは647gのポータブルシステムとなる。

「Astell&Kern AK380 アンプ Copper」
「AK380 Copper」と「Astell&Kern AK380 アンプ Copper」を固定したところ

 「AK380シリーズの原音再生能力を一切スポイルすることなく、ハイインピーダンスヘッドフォンを高出力でドライブできる」という専用のヘッドフォンアンプ。「AK380 Copperとの組み合わせにより、銅の持つ音質的メリットを更に強化」できるという。

 素材には純度99.9%の銅を採用。銀の次に導電率が高い銅は、優れた導電性と外来ノイズを防ぐシールド効果、比重の重さにより、「ジュラルミン素材とは異なるアプローチで重厚且つ優れたバランスのサウンドを提供する」としている。

 AK380下部のUSB端子と直接接続することで、バランス伝送が行なえ、AK380からコントロールも可能。

各部のアップ

 出力端子はステレオミニのアンバランス出力と、2.5mm/4極ミニのバランス出力を装備。接続するヘッドフォンにあわせて出力ゲインのLow/Highを選択可能で、Low時の出力レベルはアンバランス:2.1Vrms、バランス:2.1Vrms(負荷無し)、Highでは、アンバランス:4.1V/rms、バランス 8.1Vrmsとなる。

 Highゲインを選択すると、Lowの約4倍の出力(バランス時)が得られ、ハイインピーダンスのヘッドフォンもしっかりドライブできるとしている。なお、AK380本体の出力レベルはアンバランス:2.1Vrms、バランス:2.3Vrms(負荷無し)。

 推奨ヘッドフォンインピーダンスは最大600Ω。アンバランス時の最大出力レベルはLowゲインで135mW(32Ω)、Highゲインで461mW(同)、バランス時はLowで128mW(32Ω)、Highで1,616mW(32Ω)。SN比はアンバランス時で110dB(Low)/113dB(High)、バランスで110dB(Low)/114dB(High)。

 3,400mAhのバッテリも内蔵し、長時間の連続再生が行なえることも特徴。アンバランス時約9時間、バランス使用時約7時間の再生が行なえる。AK380のデザインコンセプトを踏襲し、ドッキング時に1つの製品となるよう設計されている。外形寸法は約128.4×80.7×10.3mm(縦×横×厚み)。

(山崎健太郎)