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ELAC、BS302の技術を活用したDolby Atmosイネーブルドスピーカー

 ユキムは、独ELACのDolby Atmos向けイネーブルドスピーカー「TS3030」を4月20日に発売する。価格はペアで11万円。ELAC260LINEや400LINE、他社スピーカーとの組み合わせも想定している。

Dolby Atmos向けイネーブルドスピーカー「TS3030」

 Dolby Atmosでは、3.1ch/5.1ch/7.1chなどのスピーカーに加え、天井へ1組もしくは2組のスピーカーを設置する必要がある。イネーブルドスピーカーは、フロア型スピーカーの上などに設置し、音を天井に向けて放出。天井に反射させる事で、天井スピーカーの上からの音を再現し、手軽にDolby Atmosを楽しめるようにするもの。

 「TS3030」は20mm径のシルクドームツイータと、85×115mmのAS-OVALウーファを組み合わせた同軸ユニットを搭載。同軸2ウェイスピーカーとなる。

 ユニットは新開発で、ツイータのシルクドームはBS302のものと同じだが、ウーファはBS302に採用されている78×108mm AS OVALコーンをサイズアップしたものとなる。

 クロスオーバー周波数は2,400Hz、入力は定格60W、最大75W。周波数特性は85Hz~35kHz。能率は86dB(2.83V/1m)。インピーダンスは4Ω。

 サイドパネルはハイグロス・ブラック仕上げ。エンクロージャはMDFとアルミパネルを組み合わせており、剛性を高めている。底面には壁掛け用の取り付け穴を配置。シングルワイヤリング接続対応で、スプリングロック式となる(バナナプラグ非対応)。

 外形寸法は160×245×112mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.5kg。

背面

(山崎健太郎)