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ローランド、BluetoothでiPadにMIDI接続できる電子ピアノ

 ローランドは、持ち運びできるコンパクトな電子ピアノの新製品として、スマートフォン/タブレットとBluetooth接続して譜面アプリや作曲アプリなどと連携できる「FP-30」を5月28日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は68,000円前後。カラーはブラック(BK)とホワイト(WH)。

FP-30
iPadとBluetooth連携で内蔵曲の譜面表示ができる

 ポータブル電子ピアノ「FPシリーズ」の小型モデルで、88鍵のPHA-4スタンダード鍵盤(象牙調・エスケープメント付き)を装備。88鍵ピアノで最小クラスという筐体に、12cm径のステレオスピーカーを内蔵し、定格出力は11W×2ch。ステレオミニとステレオ標準のヘッドフォン端子(Output端子兼用)を備え、夜間の練習などにも適するという。付属のACアダプタで動作する。

 ローランドのポータブル型電子ピアノとして初めてBluetooth機能を搭載。Bluetooth 4.0準拠で、iPhoneやiPadとワイヤレス接続してアプリ「GarageBand」とMIDI接続するなど、音楽制作用途で利用できる。さらに、FP-30などローランド製電子ピアノ向けのiPad/Android対応アプリ(無料)が5月下旬に提供予定。タブレットの画面上で内蔵曲や内蔵音色を選んだり、内蔵曲を譜面表示して伴奏にあわせて演奏するといった使い方ができるようになる。

 USB端子を備え、USBメモリに演奏をSMF(Standard MIDI File)ファイルで録音したり、SMFや44.1kHz/16bitのWAVファイル再生も可能。

 本体のみの外形寸法は1,300×284×150mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14.1kg。譜面立てやペダルスイッチなどが付属する。また別売オプションとして、汎用スタンド、FP-30専用スタンドなどが用意される。

別売オプションのスタンド。左からKSC-70、KSC-70+ペダルユニット、KS-12
Tom Crouch plays the Roland FP-30 digital piano

(庄司亮一)