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iPhone販売前年割れ。Appleの'16年第2四半期決算は減収減益

 米Appleは26日(現地時間)、2016年度第2四半期(2016年1~3月)の業績を発表した。売上高は506億ドル(前年同期580億ドル)、純利益は105億ドル(同136億ドル)で、減収減益となった。また、iPhoneの販売数は前年比18%減の5,119万台で、前年を下回った。売上総利益率は39.4%(前年同期は40.8%)。米国市場以外の売上比率は67%。

iPhoneシリーズ

 iPhoneの販売台数は5,119万台(前年同期6,117万台)、iPadは1,025万台(同1,262万台)、Macは販売台数は403万台(同456万台)といずれも減少している。売上高はiPhoneが329億ドル(前年同期は402億ドル)、iPadが44億ドル(同54億ドル)、Macが51億ドル(同56億ドル)。

 Apple WatchやiPod、Apple TVは「その他」扱いで台数や個別の売上は公開していない。その他全体の売上高は前年同期比約30%増の21.8億ドルだった。Apple PayやApp Store、AppleCareなどのサービスの売上は59億ドル(前年同期49.9億ドル)。

 ティム・クックCEOは「マクロ経済の逆風に直面した中で、よい実績を残せた。強いエコシステムと、多くの利用デバイスにより、サービスからの売上成長が続いている」とコメントしている。

(臼田勤哉)