アイ・オー、USB接続の地上/BS/110度CSチューナ

-CMカットやDTCP-IPダビングに対応


11月中旬発売

標準価格:16,485円


 株式会社アイ・オー・データ機器は、USB 2.0接続のパソコン用地上/BS/110度CSデジタルチューナ「GV-MVP/VZ」を11月中旬より発売する。価格は16,485円。対応OSはWindows XP/Vista/7で、Vista/7については64bit版にも対応する。

 なお、同日発表されている地デジ専用モデルではminiB-CASカードを採用しているが、GV-MVP/VZは3波チューナのため、通常サイズのB-CASカードが同梱される。

 USB接続の3波デジタルチューナで、インターフェイス以外の仕様は6月に発売したPCI Express接続の「GV-MVP/VS」とほぼ共通。ただし、BS/CSパラボラアンテナへの電源供給機能は省かれている。また、アンテナ入力端子は1系統の混合入力になっているため、地デジとBS/110度CSのアンテナ線が分かれている環境においては、別途混合器が必要となる。

 視聴/録画ソフトは引き続き「mAgicTV Digital」を採用。EPGや字幕放送、データ放送、双方向放送に対応する。録画番組の編集機能も備えており、自動CM検出によるCMカット機能も搭載。BD-R/REやDVD-R/RW/RAMへのダビングにも対応しており、CMカットした番組はBD/DVDへ書き出す際に、CM部分を削ってダビングできる。

 mAgicTVの最新バージョンでは、1.5倍速の音声付早見に対応。そのほか、複数番組の編集やダビング後のディスクへの追記編集機能なども備えている。同社GV-MVP/H2、Hシリーズを併用し、最大8台までのマルチチューナにも対応する。高画質化機能の「Super Live Creationエンジン」も搭載している。

 録画した番組を、同社のLAN HDD「LAN DISK AVシリーズ」などへDTCP-IP対応のサーバーなどにダビング(コピー/ムーブ)することや、メディアプレーヤー「AV-LS500VX」などへのネットワーク経由での配信も可能。外形寸法は98×92×26mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約110g。


(2009年 11月 4日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]