ドコモ、'09年度冬~春の新端末。BDレコーダ連携を強化
-'10年に、ソニエリAndroid端末の発売を検討
新端末 |
型番 | 発売日 | メーカー | メイン ディスプレイ | BDレコーダ 動画持ち出し | ワンセグ | Bluetooth iアプリタッチ | 特徴 | 外形寸法 (縦×横×厚さ) | 重量 |
STYLEシリーズ | |||||||||
F-02B | 11~12月 | 富士通 | 3型液晶 | ○ | ○ | × | ・IPX5/7/8防水とIP5X防塵 | 約110×50× | 約118g |
L-01B | 2010年 2~3月 | LG | 3型液晶 | × | × | ・サブ液晶「タッチボード」 | 約110×50× | 約130g | |
L-02B | 12月 | LG | 3型液晶 | × | × | ・コスメデザイン&ビューティーコンテンツ | 約110×52× | 約125g | |
L-03B | 2010年 3月 | LG | 2.8型液晶 | × | × | ・スクエアボディ | 約106×48.4× | 約120g | |
N-01B | 12月 | NEC | 3.2型液晶 480×854ドット | ○ | ○ | ・フレンチネイルデザイン | 約109×50× | 約110g | |
N-03B | 2010年 1~2月 | NEC | 3.2型液晶 480×854ドット | × | × | ・IP5/7防水 | 約111×50× | 約128g | |
P-02B | 2010年2~3月 | パナソニック | 3.1型液晶 480×854ドット | ○ | ○ | ・スライド型 | 約112×50× | 約149g | |
SH-02B | 11~12月 | シャープ | 3.4型液晶 480×854ドット | ○ | ○ | ・大型サブディスプレイ | 約110×50× | 約117g | |
SH-04B | 12月 | シャープ | 3型液晶 480×854ドット | ○ | × | ・Sweetコンテンツ | 約109×50× | 約131g | |
SH-05B | 2010年 2月 | シャープ | 3型液晶 480×854ドット | ○ | × | ・Seventeenモデルプロデュース ・内側&外側カメラ/盛り写メ | 約108×49× | 約107g | |
PRIMEシリーズ | |||||||||
F-01B | 11月 | 富士通 | 3.4型液晶 | ○ | ○ | ○ | ・1,220万画素カメラ | 約114×51× | 約141g |
N-02B | 12月 | NEC | 3.2型液晶 480×854ドット | ○ | ○ | ・1,220万画素カメラ | 約113×50× | 約147g | |
P-01B | 11~12月 | パナソニック | 3.3型液晶 | ○ | ○ | ・Wオープン/タッチパッド | 約111×50× | 約135g | |
SH-01B | 11月20日 | シャープ | 3.4型液晶 | ○ | ○ | ・1,210万画素カメラ | 約110×50× | 約126g | |
F-04B | 2010年3~4月 | 富士通 | 3.4型液晶 | ○ | ○ | ・セパレート対応スライド型 | 約114×51× | 約173g以下 | |
SMARTシリーズ | |||||||||
F-03B | 11~12月 | 富士通 | 3型液晶 | ○ | ○ | ○ | ・IPX5/7/8防水とIP5X防塵 | 約110×50× | 約122g |
P-03B | 2010年 1~2月 | パナソニック | 3型有機EL | ○ | × | ・プラズマハードコート | 約113×50× | 約136g | |
PROシリーズ | |||||||||
SH-03B | 2010年2月 | シャープ | 3.7型液晶 | ○ | ○ | ○ | ・スライド型/QWERTYキー | 約117×56× | 約145g |
SC-01B | 2010年2月 | Samsung | 2.6型液晶 | × | × | × | ・ストレート型/QWERTYキー | 約116×60× | 約130g |
そのほかAV機能の特徴では、新端末のうち、14機種がBlu-ray Discレコーダで録画した番組の持ち出し(転送)に対応。新モデルでは、レコーダと携帯電話のメーカーが異なっていても、対応機種であれば転送できることが特徴。転送可能な放送の種類などはレコーダにより異なるが、変換後はSD-VIDEO形式で転送される。
なお、対応BDレコーダについてはドコモのサイト内にあるレコーダ連携機能の説明ページから、各レコーダメーカーのページにリンクされており、レコーダのサイト内で案内される。現時点ではソニー、パナソニック、シャープのレコーダが対応予定としている。
STYLEシリーズ | PRIMEシリーズ | BDレコーダ転送には14機種が対応 |
STYLEシリーズ | PRIMEシリーズ |
SH-05Bをプロデュースした雑誌Seventeenの人気モデルも登場した |
QWERTYキーボード搭載のPROシリーズでは、タッチパネルを備えたWindows Mobile搭載の2機種を投入。スライド式で3.7型の大型液晶を備えたSH-03Bは、大画面を活かした2画面表示に対応。また、縦型ストレートのSC-01Bは、Windows Marketplace for Mobileに対応し、様々なアプリをダウンロード購入できる。なお、SC-01Bはドコモ初のSamsung製端末となる。
サービス面では、Music & Videoチャンネルを強化。ファイルを、これまでの本体メモリ以外に、microSDにも保存可能になった。これにより、機種変更時の移行設定が簡略化される。
■ ディスプレイ分離可能、プロジェクタにもなる「F-04B」
エンターテインメント機能などが豊富なPRIME端末は、ディスプレイとキーボードが分離できる「F-04B」など5製品を用意。いずれも、BDレコーダからの番組持ち出しに対応する。
F-04Bは、普段はスライド型端末として利用できるほか、ディスプレイ部を切り離すことでタッチパネル端末として利用可能なセパレート型。テンキーのほかにQWERTYキーボードも備え、分離することでワイヤレスでキーボードを利用できる。本体カラーはBLACKとWHITE。
F-04B | ディスプレイとキーボードが分離可能 | スライドオープン時 |
キーボードとディスプレイの間の通信はBluetoothを使用している。キーボード部を使って電話しながらディスプレイユニットで電話帳やスケジュールなどを確認可能。テレビ電話などにも利用できる。
別売プロジェクタユニットを装着 |
さらに、オプションでプロジェクタユニットを用意。キーボード部の代わりに装着することで、携帯電話の画面を投写可能。ワンセグや動画など、表示される画面そのままを映し出せる。プロジェクタはバッテリ駆動に対応し、持ち運びも可能。さらに、AV入力も備え、付属の変換ケーブルを利用することで他の機器からの映像入力も可能となる。なお、プロジェクタのデバイスの種類やパネル解像度、輝度などの仕様や、価格は未定。発売日は端末の発売よりも後になる見込み。
カメラは1,220万画素CMOSで、画質劣化無く最大6.2倍までズームできるという「スーパーデジタルズーム」に対応。また、あらかじめ特定の人の顔を登録しておくことで、撮影時に顔認識で優先的にピントを合わせる個人認識撮影機能も搭載。笑顔を検出してシャッターを切る機能と併用することで、登録された人の笑顔に合わせた撮影が可能となる。そのほか、フォーカスの追従機能や、局所コントラスト補正などの機能も備えている。
プロジェクタ投写時 | 別売のプロジェクタユニット | AV入力も装備する |
■ サブ液晶でワンセグも観られるVIERAケータイ「P-01B」など
P-01B |
また、2型の大型サブディスプレイを備え、サブディスプレイでワンセグや動画なども視聴可能。カメラのファインダーとしても利用できる。カメラ機能では撮影シーンを自動判別する「おまかせiA」や、フォーカス追従機能などを搭載。また、携帯電話をデジタルフォトフレームのように利用できるビューワ機能も備える。
横オープン時 | テンキーをタッチパッドとして使用 | サブディスプレイでワンセグ視聴も |
F-01Bは、1,220万画素CMOSカメラを搭載し、6.2倍までのスーパーデジタルズームにも対応。F-04Bと同様の個人認識撮影機能や、笑顔認識機能も搭載。筐体は2軸ヒンジの折り畳み型で、カラーはBLUE、WHITE、BLACKの3色。IPX5/7/8等級の防水性能を備え、水深1.5mまでの水中カメラ撮影も可能。防塵のIP5X等級にも対応する。そのほか、タッチパネルを使って、写真に手書きでコメントなどをつけられる機能も搭載する。
カメラを約0.8秒で起動できる「瞬撮ケータイ」のN-02Bは、広角28mmレンズと1,220万画素CMOSカメラを搭載。タッチパネルを利用してフォーカスを指定でき、フォーカス追従機能も備える。筐体は2軸ヒンジの折り畳み型。カラーはLASER WHITEとCYBER BLACK、FLASH SILVERの3色。
「AQUOS SHOT」のSH-01Bは、1,210万画素CCDカメラと、画像処理エンジン「ProPix」を搭載する。フォーカス追従や、個人認識機能も装備。ISO 12800相当の高感度撮影にも対応する。筐体は2軸ヒンジの折り畳み型で、カラーはBlack、White、Gold。3.4型NewモバイルASV液晶を備え、タッチパネルを使った手書き入力にも対応する。本体の薄さは14.7mm。
F-01B | N-02B | SH-01B |
■ SMARTシリーズ
F-03B |
ヘアライン処理されたステンレスパネルなどで高級感を持たせているほか、7色に光るレインボーキーイルミも搭載。「ナショナルジオグラフィック」の着せ替えツールもプリインストールしている。
P-03Bは、FOMA最長クラスという連続待受約320時間を実現。マルチボタン長押しで、電池残量の%表示も可能。3型/240×427ドットの有機ELディスプレイを搭載する。折り畳み型で、カラーはSILVER、GOLD、BLACK。
ステンレスのフロントパネルにチタンやクロムなどを使った「プラズマハードコート」仕上げを採用。従来の塗装ではできなかった金属の美しさの表現を可能にしたという。
F-03Bは1,220万画素カメラを搭載 | P-03B | 有機ELディスプレイを採用 |
■ PROシリーズ
ドコモ初というSamsung製端末のSC-01Bは、様々なアプリをダウンロードできる「Windows Marketplace for Mobile」に対応した最新のWindows Mobie 6.5を搭載。FOMAハイスピードや、IEEE 802.11b/gの無線LANにも対応する。待ちうけウィジェット機能なども搭載。
筐体はストレート型で、QWERTYキーボードとタッチパネルを装備。ミュージックプレーヤーやフォトアルバムなどもタッチパネルで操作できる。カラーはPurple Black。
SC-01B | 背面のカメラ部 |
SH-03B |
大画面を活かした2画面表示に対応することが特徴。受信メールを見ながら返信を書くことなどが可能となっている。4隅のイルミネーションで不在着信やメールなどの通知が可能。
縦画面時 | QWERTYキーボード利用時 | 手書きも可能 |
■ STYLEシリーズ
多彩なイルミネーションを備えた端末や、香水をつけられるモデルなど、女性向けのファッション性を高めたことが特徴。全10機種のうち5機種で雑誌やファッションブランドとコラボレーションしている。
F-02B |
L-01Bは、自分の好きな色を読み込むことでイルミとして使える「カラーリーダー」を搭載することが特徴。キー上部にサブディスプレイ「タッチボード」を備え、タッチ操作で電話やメールなどが行なえる。本体のカラーはLemon YellowとMisty Black、Gloss Pink、Pure Whiteを用意する。
L-02Bは、コスメのコンパクトケースをイメージしたという形状。雑誌「bea's up」とのコラボレーションコンテンツをプリインストールし、スキンケアやコスメ情報などがチェックできる。また、野菜ソムリエの長谷川理恵によるヘルシーレシピなどのコンテンツも用意。操作面では、ダイヤルを回す「マルチセレクター」を採用。画面スクロールや、音楽再生の楽曲選択などに利用できる。カラーはPeach Pink、Jewelry White、Powder Blue、Mint Green。
L-01B | L-02B | スクエア形状のL-03B。カラーはクリスタルホワイトとオニキスブラック、ダイヤモンドピンク、サファイヤブルー |
N-01Bは、ネイルアートのエッセンスを取り入れたというデザイン。カラーはTiara White、Prospect Black、Proud Blueのほかに、STNY by Samantha ThavasaとコラボレーションしたEternity Pinkも用意する。本体内側に、キーのすき間が光る「オーロライルミネーション」を搭載。外側にも本体カラーに合ったイルミネーションを搭載する。カメラには「美肌モード」などを用意。
N-03Bは、IPX5/7の防水機能を搭載。背面パネルには従来比5倍の強度を持つというハードコートを採用。また、日産の自動車に用いられている塗装技術を応用した「SCRATCH SHIELD」で、表面の塗装がはがれにくいという。カラーはブルー、ホワイト、ブラウン、ピンク。
P-02Bは、タッチパネル対応。カメラ利用時に、画面をタッチしてフォーカスを合わせられる。また、自動シーン認識のおまかせiAも搭載。そのほか、被写体となった2人の距離が近づくとシャッターが切れるという「ラブシャッター」も利用できる。カラーはピンク、ホワイト、グリーン、ブラック。
N-01B | N-03B | P-02B |
SH-02Bは、丸みを持たせた筐体デザインが特徴。イルミネーションのカスタマイズにも対応する。カメラ機能では、フォーカス追従や、笑顔認識などを搭載。43万画素の内側カメラも備える。カラーはBlue、Black、Silver、Pink、Orangeの5色。
チョコレートをかたどったデザインが目を引くSH-04Bは、13,000台の限定発売モデル。アクセサリーブランド「Q-pot」のデザイナー、ワカマツ タダアキがプロデュースしており、コンテンツもQ-potの世界観を表現したものを用意する。ストラップは、チョコレートとホイップクリームをモチーフにしたというユニークなオリジナル品が付属する。本体はIPX5/7の防水対応。カメラはフォーカス追従や笑顔認識などに対応する。カラーはMelty BitterとMelty Strawberryの2色。
SH-05Bは、雑誌「Seventeen」専属モデルの桐谷美玲、波瑠、有末麻祐子の3人がデザインに関わったモデル。カラーはピンクのみの3種類で、otokomae pink、yurukawa pink、yancha pinkを用意する。女子高生がケータイのカメラに求める機能NO.1という内側のカメラを搭載し、「ほっそり」や「目ぱっちり」などのエフェクトが利用可能。自分撮りで自在にデコレーションできる“盛り写メ”をアピールしている。
SH-02B | SH-04B | SH-05B |
■ ソニー・エリクソン製Andoroid端末発売も
山田隆持社長 |
また、5月にスタートしたBeeTVが10月12日時点で80万契約を突破したことも明らかにし、「ケータイ向けに特化したことが人気の要因。動画のドコモとして、今後も動画をより楽しく便利に使える環境を拡大する」とした。そのほか、新端末ではFOMAハイスピードの「HSDPA 7.2Mbps」に加え、「HSUPA 5.7Mbps」の対応機種が拡大したことに触れ、動画ダウンロードなどもスムーズに行なえるとした。
なお、スマートフォンではソニー・エリクソンが11月4日にAndroid端末「XPERIA X10」を発表したが、同社端末の採用については「最終検討中。来年の春~夏にかけて、ドコモから出したい」とした。
堀北真希さん |
また、ゲストとして書道家の森大衛氏も来場。堀北さんら3人からイメージする漢字1文字をその場で書いてプレゼントした。さらに、ドコモの新端末やサービスなどからインスパイアされた、“魂を込めた言葉”として、「進化」の2文字を大書で実演した。
堀北さんには「輝」の文字が贈られた | 森氏による大書 | 「進化」の文字が披露された |
(2009年 11月 10日)
[AV Watch編集部 中林暁]