DVD-BOX発売で、セーラー戦士5人が12年ぶりに再会
-「時間が戻ったみたい」。セーラームーンイベント
美少女戦士セーラームーン DVD-COLLECTION(1) インナージャケット (C)武内直子・PNP・東映アニメーション |
その発売開始を記念し、12月6日に秋葉原 UDX THEATERにてイベントが開催。セーラームーンこと月野うさぎ役の三石琴乃さんはじめ、5人のセーラー戦士(声優陣)が、'97年の放送終了から12年ぶりに再会。当時の思い出話に花を咲かせた。
イベントのMCは、アニメやコスプレが趣味というグラビアアイドル、喜屋武(きゃん)ちあきさんが担当。セーラームーンの衣装で登場し、会場を沸かせた。ステージは、セーラームーンファン代表として、カナダ出身・第2回アニソングランプリ優勝の歌手・HIMEKAさんによる「ムーンライト伝説」の熱唱で幕を開けた。
MCはオタクグラビアアイドルの喜屋武ちあきさんが担当。セーラームーンのコスプレで登場した |
その後、声優陣が登場。セーラームーン/月野うさぎ役の三石琴乃さん、セーラーマーキュリー/水野亜美役の久川綾さん、セーラーマーズ/火野レイ役の富沢美智恵さん、セーラージュピター/木野まこと役の篠原恵美さん、セーラーヴィーナス/愛野美奈子役の深見梨加さんが、それぞれ役のイメージに合った衣装で登場。12年ぶりとなる集合に「久々の集合で、早速楽屋は大変な騒ぎでした。時間が戻ったみたい」と再会を喜んだ。
セーラー戦士5人のトークでは、思い出話や、作品にまつわる話が飛び出し、深見さんと篠原さんは実は、妖魔役がセーラームーンデビューであったこと、クラスメイトのように仲がよく急に計画をしたクリスマスパーティーで皆で遊んだエピソード、深見さんは結婚式やカラオケで「ムーンライト伝説」をリクエストされることが多く、いまもよく歌う機会があることなど、裏話も披露された。
ファン代表としてトークに参加したHIMEKAさんは、出身であるカナダで作品に出合ったことがきっかけで、日本に興味を持ち、日本で歌手になった経歴の持ち主。「セーラームーン」で日本語の勉強をしたというほど思い入れがあり、憧れの声優陣を前に「みなさん、イメージ通りで、キラキラして本当に綺麗! 死ぬほど美しいです!」と流暢な日本語で感動を伝えた。
左から篠原恵美さん、久川綾さん、三石琴乃さん、富沢美智恵さん、深見梨加さん |
最後に三石さんは、ファンへのメッセージとして「今日この場に、皆さんといられることを嬉しく思います。うさぎちゃんは、泣き虫でドジで、戦いからも逃げたくなっちゃう、でも、最後は友達のために頑張る女の子。作品を観て、子供たちが“無理に頑張らなくてもいい”、でも、“やるときにはやる”、その時には“仲間が助けてくれるよ”、ということが、なんとなく伝わればと思います」
「セーラームーンは今も全然古くない、宝箱のような作品です。大人も子供も一緒になって観ていただければと思います」と語り、会場は大きな拍手に包まれた。
■ 2011年1月にかけてリリース開始
美少女戦士セーラームーン DVD-COLLECTION(1) (C)武内直子・PNP・東映アニメーション |
主人公・月野うさぎは、ドジで泣き虫、勉強苦手、運動ダメの女の子。でも、元気の良さと立ち直りの早さは天下一品。そんなうさぎの運命は、黒猫・ルナと出会って一変する。月からの使者というルナによれば、うさぎは選ばれたセーラー戦士で、悪い敵をやっつけて、他のセーラー戦士たちと共に、月のお姫様を探し出さなくてはいけないという。
その頃、悪の帝国ダークキングダムの女王クイン・ベリルは、若者たちのエナジーを奪い取るため、恐ろしい妖魔達を次々に地球へ送りこんできた。クイン・ベリルの真の狙いは? そして、頼りないセーラー戦士・うさぎは、地球を守り通すことが出来るのか……。
(C)武内直子・PNP・東映アニメーション |
(2009年 12月 7日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]