非圧縮1080p映像伝送規格「WHDI」の仕様策定


12月9日発表


 HDビデオの家庭内無線通信規格「WHDI(Wireless Home Digital Interface)」を推進するWHDIコンソーシアムは9日、WHDI1.0仕様の策定を発表した。

 WHDIは、Deep Color対応の1080p/60HzのHD映像を非圧縮で最大約30.5mの無線伝送が行なえる規格。WHDIの認証を取得した機器を組み合わせて、対応の家電製品やパソコン、携帯電話から、対応のテレビにHD映像出力が可能となる。

 5GHz帯の40MHzチャンネルを用いて、最高で3Gbpsで伝送可能。遅延は1ms以下に抑えられており、壁越しの伝送も可能という。また、HDCP 2.0に対応したデジタルコンテンツ保護にも対応している。なお、競合規格となるWireless HDは60GHz帯を利用する。

 WHDIのプロモータ企業として、AMIMONや日立製作所、LG電子、モトローラ、Samsung、シャープ、ソニーがコンソーシアムに参加している。


(2009年 12月 9日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]