Final Cut ProでEOS MOVIEの編集を容易にするプラグイン

-キヤノンがβ版を3月下旬に無償公開。ProResに変換


3月下旬公開

 キヤノンは8日、デジタルカメラEOS DIGITALシリーズの動画撮影機能「EOS MOVIE」で撮影したフルHD動画を、編集ソフトのFinal Cut Proで、効率よく編集できるファイル形式に変換するプラグインを、β試供版として3月下旬に無償公開すると発表した。

 対象となるカメラはEOS-1D Mark IV、EOS 5D Mark II、EOS 7D。対応するFinal Cut Proのバージョンは「6.0.6」と「7.0」。

 このプラグインにより、撮影動画をFinal Cut Proに読み込み、編集ワークフローで必須の「切り出しと転送」機能を行なう事で、編集に適したProRes形式(MOV)に変換し、保存できるようになる。さらに、タイムコード、リールネーム、メタデータもProRes形式のファイルとして保存できる。

 公開理由としてキヤノンでは、「EOS MOVIEは、高画質な映像、豊富なレンズ群で可能となった表現の広がりなど、特に業務分野において注目が集まり、高い評価を得ている一方で、ファイル編集の効率化、特にポストプロダクションと呼ばれる動画編集作業におけるハンドリングの改善が望まれていたため」と説明している。


(2010年 2月 8日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]