サイバーリンク、BD対応の統合型ソフトにパッケージ版

-最上位からBD再生を省き7,980円の「Media Suite 8 Pro」


3月12日発売

標準価格:7,980円


 サイバーリンクは、Blu-ray/DVDのビデオ編集やオーサリングなどが行なえる統合型ソフト「Media Suite 8 Pro」を3月12日に発売する。価格は7,980円。このバージョンは本数限定の優待価格版パッケージとしており、ダウンロード版の販売予定は無い。

 2009年12月に発売された「Media Suite 8 Ultra」(13,800円/ダウンロード販売)の下位バージョンに当たる製品で、Ultraとの大きな違いは、動画再生ソフト「PowerDVD」からBlu-ray Discビデオ再生機能を省いたこと。なお、エントリー向けとしてBD再生/オーサリング非対応の「Media Suite 8 Deluxe」(8,800円)も既にダウンロード販売を開始している。

 上記以外はUltraとほぼ共通。DVDビデオ再生対応の「PowerDVD」や、編集ソフト「PowerDirector」、オーサリングソフト「PowerProducer」、ライティングソフト「Power2Go」、バックアップソフト「PowerBackup」、ディスクラベル作成ソフト「LabelPrint」などを統合している。なお、一部ソフトは単品版に比べ機能が制限されており、一例としては、PowerDirectorの単品版で対応していた9トラックのPinP(子画面表示)機能が省かれている。

ランチャ画面
 統合型ソフトの従来バージョン「DVD Suite 7」から機能強化された点は、DVD再生において「TrueTheater Technology」によるアップコンバートに対応したことや、オーディオ波形編集ソフトの「WaveEditor」が追加されたことなど。

 また、DVDのアップコンバート再生や、BD/DVDやAVCHDディスクへの動画/スライドショーのオーサリングにも対応。さらに、静止画のフェイスタグ(顔認識)機能も備え、写真整理を効率化できることも特徴となっている。

 そのほか、PowerDirectorやPowerProducer、MediaShowでは、CPU/GPUのハードウェアアクセラレーションへの最適化で処理速度の向上を図っている。



(2010年 2月 15日)

[AV Watch編集部 中林暁]