KDDI、金融庁の指摘を受け、J:COMへの出資契約を修正

-出資関係を議決権ベースで31.1%に引き下げ


2月12日発表


 KDDIは12日、1月25日に発表したCATVの国内最大手ジュピーターテレコム(J:COM)への資本参加について、譲渡契約を修正した。当初はJ:COM株式の37.8%をLiberty Global(LGI)から取得予定としていたが、31.1%相当をKDDIが承継。残りの6.7%の株式は信託銀行に信託譲渡する。

 KDDIが25日に本件開示後、金融庁からの指摘や相談を踏まえ、LGIと協議した結果、取引ストラクチャーを変更することとなった。なお、KDDIがLGIグループの保有する中間持ち株会社3社の持ち分全てを取得することと、取得金額が3,617億円であること、およびJ:COMがKDDI関連会社となることに変更はない。取引は2月19日に実行される予定。


(2010年 2月 12日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]