JEITA、2010年2月の電子機器国内出荷を発表

-金額で前年比36%増。音声機器も19カ月ぶりプラスに


3月24日発表
民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、2010年2月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。 民生機器の出荷金額は前年同月比136.6%の2,619億円で、7カ月連続でプラスとなった。地上デジタルテレビ放送受信機の2月の出荷実績は203万3,000台。

 映像機器の国内出荷金額は、前年同月比134.8%の1,892億円で9カ月連続のプラス。音声関連機器は、同107.9%の136億円で、19カ月ぶりにプラスに転じた。

 2月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比172.7%の139万3,000台で、2桁伸長が続いている。サイズ別では、29型以下が同152.8%の47万6,000台、30~36型が同184.1%の43万3,000台、37型以上が同186.3%の48万3,000台。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比194.5%の29万1,000台と引き続き好調に推移。その内訳は、BDレコーダが同184.1%の26万8,000台、BDプレーヤーが同540.6%の2万4,000台。一方、DVDビデオは同86.4%の18万1,000台で、うち録再機は同99.9%の8万6,000台、再生機は同76.9%の9万4,000台。

 地上デジタル放送受信機の出荷実績は203万3,000台。「冬季オリンピックの時期と重なり順調に推移した」(JEITA)としている。内訳はテレビ合計の出荷台数が、前年同月比173.3%の139万2,000台で、9カ月連続で100万台超えを記録。地上デジタルテレビのテレビ全体に占める割合は99.9%となった。

 そのほかの内訳は、単体チューナが前年同月比1,021.4%の10万7,000台。STBが同122.8%の11万7,000台。DVDレコーダが同105.1%の8万1,000台、BDレコーダが同184.1%の26万8,000台。チューナ内蔵PCの出荷台数は同245.8%の6万9,000台。地デジ受信機器の出荷累計台数は7,055万4,000台で、7千万台を突破した。

 なお、DVD/BDレコーダの地デジチューナ搭載率は98.6%。地デジチューナ内蔵PC、STB、DVD/BDレコーダの地デジ放送受信機器全体に占める割合は26.3%となっている。

 参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の2010年1月出荷台数は156万6,000台。車載用地上デジタルテレビ受信機器の2010年2月の出荷台数は15万1,000台。

 ビデオカメラは前年同月比135.1%の19万1,000台で、2カ月ぶりにプラスとなった。ステレオセットは同120.3%と3カ月ぶりにプラス、スピーカーシステムは同102%の3万8,000台で2カ月連続のプラスとなった。

 カーナビは前年同月比156.9%の43万台で9カ月連続のプラスとなった。HDDタイプ、フラッシュメモリその他、DVD-ROMタイプの台数構成比は57.7%、36.7%、5.8%。

【民生用電子機器国内出荷】

 2010年2月2010年累計
実績
(千台) 
前年
同月比
(%)
実績
(千台) 
前年
同月比
(%)
薄型テレビ(10型以上液晶+PDP)1,393172.72,508174.2
 (内)29型以下476152.8852158.1
 (内)30~36型以下433184.1791184.8
 (内)37型以上483186.3864182.8
DVDビデオ18186.439889.8
 (内)録再機86

99.9

194106.5
 (内)再生機9476.920478.2
BDレコーダ/プレーヤー291194.5516177.0
 (内)レコーダ268184.1480168.0
 (内)プレーヤー24540.637576.1
ビデオ一体型カメラ191135.1248114.8
CDプレーヤー

57

101.3114

106.3

ICレコーダ8790.2154102.1
ステレオセット45120.391100.2
アンプ13122.027113.3
スピーカーシステム38102.078108.2
カーナビゲーションシステム430156.9754156.4
 (内)DVD-ROMタイプ2581.75080.5
 (内)HDDタイプ248159.6431157.6
 (内)フラッシュメモリその他158177.6273186.5


(2010年 3月 24日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]