JEITA、2010年1月の電子機器国内出荷を発表

-6カ月連続のプラス。薄型TVは76%増/BDは58%増


2月23日発表
民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 電子情報技術産業協会(JEITA)は23日、2010年1月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。

 民生機器の出荷金額は前年同月比127.6%の2,124億円で、6カ月連続でプラスとなった。地上デジタルテレビ放送受信機の1月の出荷実績は178万7,000台。

 映像機器の国内出荷金額は、前年同月比130.6%の1,496億円で8カ月連続のプラス。一方、音声関連機器は、同93%の163億円で、18カ月連続のマイナスとなった。

 1月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比176%の111万4,000台で、2桁伸長が続いている。サイズ別では、29型以下が37万6,000台、30~36型が前年同月比174.6%の35万8,000台、37型以上が同178.6%の38万1,000台。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比158.4%の22万5,000台と好調に推移。DVDビデオは同92.9%の21万8,000台。うち録再機は同112.5%の10万8,000台、再生機は同79.3%の11万台。

 地上デジタル放送受信機の出荷実績は178万7,000台。うち、テレビ合計の出荷台数は前年同月比176.3%の111万2,000台で、8カ月連続で100万台超えを記録。地上デジタルテレビのテレビ全体に占める割合は99.8%。

 そのほかの内訳は、単体チューナが前年同月比1,298.6%の16万8,000台。STBが同131.9%の11万6,000台。DVDレコーダが同122.4%の9万8,000台、BDレコーダが同151.3%の21万2,000台。チューナ内蔵PCの出荷台数は同240.3%の8万1,000台で、前月より増加('09年12月/5万6,000台)するなど、増加傾向にある。地デジチューナの出荷累計台数は6,852万1,000台。

 なお、DVD/BDレコーダの地デジチューナ搭載率は97%。地デジチューナ内蔵PC、STB、DVD/BDレコーダの地デジ放送受信機器全体に占める割合は28.4%となっている。

 参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の2009年12月出荷台数は209万台。車載用地上デジタルテレビ受信機器の2010年1月の出荷台数は10万7,000台。

 ビデオカメラは前年同月比76.2%の5万7,000台で、6カ月ぶりにマイナスを記録。ステレオセットは同85.9%と2カ月連続のマイナス、スピーカーシステムは同114.8%の4万台で3カ月連続のプラスとなった。

 カーナビは前年同月比155.7%の32万4,000台で8カ月連続のプラスとなった。HDDタイプ、フラッシュメモリその他、DVD-ROMタイプの台数構成比は56.5%、35.5%、8%。

【民生用電子機器国内出荷】

 2010年1月2010年累計
実績
(千台)
 
前年
同月比
(%)
実績
(千台)
 
前年
同月比
(%)
薄型テレビ(10型以上液晶+PDP)1,114176.01,114176.0
 (内)29型以下376165.4376165.4
 (内)30~36型以下358185.7358185.7
 (内)37型以上381178.6381178.6
DVDビデオ21892.921892.9
 (内)録再機108

112.5

108112.5
 (内)再生機11079.311079.3
BDレコーダ/プレーヤー225158.4225158.4
 (内)レコーダ212151.3212151.3
 (内)プレーヤー13653.013653.0
ビデオ一体型カメラ5776.25776.2
CDプレーヤー

57

111.857

111.8

ICレコーダ67123.167123.1
ステレオセット4585.94585.9
アンプ14106.314106.3
スピーカーシステム40114.840114.8
カーナビゲーションシステム324155.7324155.7
 (内)DVD-ROMタイプ2679.42679.4
 (内)HDDタイプ183155.1183155.1
 (内)フラッシュメモリその他115200.4115200.4


(2010年 2月 23日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]