3Dや4Kの伝送に対応する「WirelessHD 1.1」を発表
-データ転送やポータブル機器対応も
5月10日発表(現地時間)
AV機器向けのHD映像無線伝送規格「WirelessHD」の規格化作業などを行なうWirelsssHDコンソーシアムは、10日(米国時間)、3Dや4K映像に対応した最新規格WirelessHD 1.1仕様を発表した。
WirelessHDは、60GHz帯を利用して、HD解像度の非圧縮映像を無線伝送できる規格。高速な映像/音声無線伝送とともに、出力/入力機器が規格に準拠していれば、他メーカーでも相互に接続できることが特徴。
WiressHD 1.1は、1月に次世代のWireless HDとして紹介していたもので、新たに転送レートを10~28Gbpsにまで拡張。これにより、Deep Colorやハイフレームレートの映像伝送が可能となった。加えて、3D映像や4K映像の伝送も定義されたほか、著作権保護技術として、DTCPに加え、HDCP 2.0にも対応した。
また、ビデオや音声だけでなく、データ転送も可能とし、ポータブル機器や据え置き機器向けで対応する。また、スマートフォンなどのポータブル機器用の低消費電力化機能なども備えている。
(2010年 5月 11日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]