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60GHz帯を使ったAV機器向けのHD映像無線伝送規格「WirelessHD」の正式仕様Wireless HD 1.0が決定。3日に米国で発表された。 WirelessHDは、Intel、LG Electronics、松下電器産業、NEC、Samsung Electronics、SiBEAM、ソニー、東芝の各社が中心となり、策定した家電機器用のHD映像伝送規格。2006年の規格発表以来、技術仕様やコンテンツ保護などの仕様策定に取り組んできたが、米国映画協会(MPAA)の協力を得たほか、コンテンツ保護にDTCPを用いることを決定し、技術仕様をまとめるなど、業界の支持を獲得するよう努力を続けてきたという。 同技術の特徴は、世界的に免許無しで利用可能という60GHz帯を利用して、HD解像度のベースバンド映像を伝送可能とすること。伝送帯域は約4Gbpsで、コンテンツ保護を施したままHD映像を無線伝送できる。認証テストの準備も進めており、テストを通過し、ロゴを得た製品については、相互接続が可能となる。 また、SiBEAMは、WirelessHDベースの送受信チップセット「OmniLink60」と、WirelessHD開発キットを、2008年の第1四半期中に限定顧客に対して公開する。 □Wireless HDのホームページ(英文) ( 2008年1月7日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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