パナソニック、SDカードに地図収録のナビ「ストラーダ S」

-音楽用の8GB SDHC付属。フルセグ/ワンセグの2機種


フルセグチューナを内蔵した「CN-MW250D」

9月10日発売

標準価格:オープンプライス


 パナソニックは、地図データの記録にSDHCメモリーカードを使ったカーナビ「ストラーダ Sクラス」に、新モデル2機種を追加する。発売日は9月10日。どちらもオープンプライスで、店頭予想価格はフルセグチューナを内蔵した「CN-MW250D」が14万円前後、ワンセグの「CN-MW150D」が12万円前後。

ワンセグの「CN-MW150D」

 地図データを収録した8GBのSDHCと、音楽などを保存するための8GB SDHCカードが付属するカーナビ。2つのカードを装着でき、HDDタイプのナビでも採用されているCDダイレクト録音機能も搭載。音楽用の8GBカードに、AAC 128kbpsで直接CDから録音ができる。録音したSDカードはD-Dockやビエラ・ワンセグなどのSD-Audio対応機器で再生が可能。

 さらに、iPodやUSBメモリなどを接続するためのUSB端子も搭載している。液晶ディスプレイはタッチパネル型で、サイズは7型(480×234ドット)で共通。

 音楽ファイルはMP3/WMAに対応。iPodやiPhoneは、付属の中継ケーブルを使用して接続し、カーナビ側からiPodを操作したり、充電する事もできる。光学ドライブはDVDビデオ、DVD-R/RW、CD、CD-R/RWの再生が可能で、MP3やWMAを保存したCDや、VRフォーマットで記録したDVD-R/RW、CPRMにも対応してデジタル放送を録画したディスクも再生できる。

 音質面では、レコーディングやマスタリングを手がける音のプロ集団「MIXER'S LAB」が音作りを監修、爽快でリズミカルな音楽を満喫できるという「爽快ドライブTUNE」、圧縮音楽ファイルを快適なサウンドにするという「快適メモリーミュージック」モードも用意。Sクラス専用オリジナル電解コンデンサも採用し、音の解像度を向上させたという。

 2機種の違いはテレビチューナで、CN-MW250Dは4チューナ×4アンテナのフルセグチューナを搭載。4つのチューナと4つのアンテナによるキャリアダイバーシティ方式で、アンテナ間の電波強度差を順位付けし、独自のアルゴリズムで重み付け合成。広範囲でのフルセグ受信を可能にしている。

 CN-MW150Dはワンセグチューナを搭載。高感度なフィルムアンテナも付属している。さらに、デジタルパネルを搭載することで、従来モデルより高品質なワンセグを表示できるという。また、両機種とも移動してエリアが変わっても自動的にチューニングを行なう、「新・放送局サーチ」機能が利用できる。

 付属の地図用カードには、25m、50m縮尺の全国1,006都市の市街地図や検索データベースを収録。電話番号(タウンページ)情報は約880万件、住所情報は約3,740万件分、個人宅電話番号は2,070万件収録。駐車場やコンビニ等を地図上に素早く表示する「ランドマークセレクト」機能や、ETC専用のインターチェンジ「スマートIC」を自動的に考慮したルート探索なども利用できる。

 アンプ部の定格出力は18W×4ch、最大出力は50W×4ch。AM/FMチューナも搭載する。外形寸法は178×183×100mm(幅×奥行き×高さ/取付奥行き寸法165mm)。質量はCN-MW250Dが2.4kg、CN-MW150Dが2.2 kg。


(2010年 8月 4日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]