東芝、USB /LAN HDD録画対応の「REGZA ZS1」

　東芝は、液晶テレビ「REGZA」の新シリーズ「ZS1」3モデルを8月下旬に発売する。別途USB/LAN HDDを接続する事で録画にも対応でき、サイズは42型、37型、32型を用意。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は42型の「42ZS1」が20万円前後、37型の「37ZS1」が16万円前後、32型の「32ZS1」が13万円前後の見込み。

　映像エンジンや録画機能、搭載するチューナ数などは6月発売のZ1シリーズとほぼ同じで、バックライトがLEDのZ1に対し、ZS1はCCFLとして価格を抑えている。また、スピーカーの仕様もZ1とは異なる。パネル解像度は全モデル1,920×1,080ドットのフルHD IPSパネルを採用しており、42型と37型はクリア(光沢)パネルとなっている。駆動は42と37型が2倍速駆動とバックライト制御を組み合わせた「Wスキャン倍速」、32型は倍速・モーションクリアを搭載する。

【訂正】
記事初出時に、32型の解像度を1,366×768ドットと記載していましたが、正しくは1,920×1,080ドットのフルHDとなります(8月18日追記)

37型の「37ZS1」	32型の「32ZS1」

　いずれのモデルも別途USB HDDやLAN HDDを接続することで、放送を録画できるのが特徴。チューナは地上デジタルを3基、BS/110度/CSデジタルを2基、アナログを1基搭載しており、USB HDDに2番組の同時録画が可能。地上デジタルの場合は、2番組録画を行ないながら、別の番組を観る事もできる。

　ネットワーク経由での「レグザリンク・ダビング」にも対応しており、USB/LAN HDDに録画した番組を、BDレコーダの「REGZAブルーレイ」やDTCP-IP対応のサーバーなどにダビングすることも可能。ダビングした番組は、レコーダを用いてBD/DVDメディアに書き出す事もできる。さらに、ワンセグをSDカードに録画し、携帯電話やポータブルDVDプレーヤーなどで再生する事もできる。

　追っかけ再生やレジューム再生にも対応。録画番組を自動的にチャプタ分割する「マジックチャプター」、本編だけを集めて再生する「おまかせプレイ」、チャプタ編集機能なども利用出来る。

　画質面では次世代「レグザエンジンDuo」を搭載し、超解像技術「レゾリューションプラス4」を採用。エッジ部の周囲の部分から映像信号が近似した箇所を抽出し、その画像を重ね合わせることで新たな画像を生成。より正確に画像を補正可能にする「自己合同性超解像」に対応 (1080i/p映像は適用外)した。アニメ高画質化や、再構成型などの従来の超解像技術も採用。

　さらに、部屋の明るさや色温度などにあわせた映像自動調整機能の「おまかせドンピシャ高画質3」も搭載する。

　ほかにも、ゲーム映像に対し、超解像やスケーリングなどの高画質化処理を導入しながら、入力信号に対して1.2フレーム以下(実測値約19ms)という低遅延を実現する「ゲームダイレクト2」を搭載。ポータブルゲーム機の画面を大画面表示したり、レトロゲームのドット感のある映像を忠実に再現する「レトロゲームファイン」などの機能も備えている。

　番組表は「レグザ番組表・ファイン2」。放送などの映像を観ながら番組表が確認できる「ミニ番組表」にも対応。1つの画面に2つの番組表示する「ダブルウインドウ2」や、Webブラウザとテレビを同時表示する「ネット・ダブル・ウインドウ」機能も用意する。

　ネットワーク機能では、テレビ版Yahoo! JAPANやアクトビラ ビデオ・フル、ひかりTVに対応。アバターを使ってVODコンテンツの購入などが行なえる「T's TV」にも対応する。