オーエス、ビクタープロジェクタ用アナモレンズ

-輝度も約3割向上し、シネスコ投写


Panamorph FVX200J

 オーエスプラスeは、ビクターのフルHDプロジェクタに対応するPanamorph製のアナモフィックレンズ「FVX200J」を9月17日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は40万円前後。

 ビクターのD-ILAフルHDプロジェクタ「DLA-HD350」、「DLA-HD550」、「DLA-HD750」、「DLA-HD950」の4製品に対応したアナモフィックレンズ。シネマスコープ(アスペクト比 2.35:1)の映像をプロジェクタのVストレッチ機能を利用して、16:9のパネル一杯にシネスコ映像部分のみを縦方向に引き伸ばし、その映像を本レンズで2:35:1のアスペクト比に変換することで、プロジェクタのもつ最大画素を使用したシネスコ映像を投写できる。

 また、フルHD画素を全て有効に使えるため、画面の輝度と解像度を約33%向上できるという。レンズ方式はプリズムペアタイプで、変換補正方式は垂直圧縮方式。プロジェクタへ直接取り付けるため、既に設置してあるプロジェクタにも後付け可能という。低分散硝子プリズムを採用し、色収差を抑えている。投写距離は、シネスコイメージ幅×1.7倍以上(120型で4.8m以上)。


(2010年 8月 30日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]