zionote、豊富な出力を備えたUSB DDC「hiFace Evo」
-USBから高音質デジタル出力。24bit/192kHz対応
USB DDC「hiFace Evo」 |
サードウェイブとzionoteは、イタリア「M2TECH」の24bit/192kHz対応USB DDC「hiFace Evo」を10月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は49,800円前後の見込み。
サードウェイブとzionoteは、M2TECHのUSB DDCとしてコンパクトな「hiFace」や、その出力端子をRCAからBNCに変更した「hiFace-BNC」を発売している。「hiFace Evo」はこれらの上位機種と位置付けられている。
hiFaceと同様に、OSの標準ミキサーをバイパスして高音質な再生ができるのが特長で、そのための独自ドライバを用意している。対応OSはWindows XP/Vista/7の32/64bit、Mac OS X 10.6以降を推奨。
PCとはUSBで接続し、音楽データをS/PDIF信号に変換して出力するDDCとして機能。24bit/192kHzにも対応。サンプリング周波数は44.1/48/88.2/96/176.4/192kHzをサポート。ビット数は16~32bitに対応する。
DACが入力32bitまで対応していることについて、zionoteは「現状で32bitフォーマットの音楽データはありませんが、今後の登場への対応、そして16bitデータ再生時に24bit対応DACだと情報の取りこぼし無く余裕をもって処理することで音質が向上するのと同様に、24bitデータでも32bit対応機器で再生することでの音質向上を図る」としている。
出力端子は同軸のRCAとBNC、光デジタルを各1系統装備。光出力は100kHz以上に対応するが、176kHzや192kHzでの動作はケーブルの精度によるため保証対象外となる。さらに、AES/EBU出力と、I2S信号を出力するRJ-45コネクタ、ハイエンド機器で使われるSTリンク(AT&T)端子も装備。外部クロックの入力にも対応する。
内部クロック精度は±10ppm。端子部を含む外形寸法は105×142×46mm(幅×奥行き×高さ)。重量は380g。電源はACアダプタを使用する。
左からI2S信号を出力するRJ-45コネクタ、同軸のRCAとBNC出力、AES/EBU出力を装備 | 左から外部クロック入力、USB入力、光デジタル出力、STリンクを備える |
(2010年 9月 24日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]