ドコモ、REGZA Phoneや3Dモデルなどスマートフォン4機種

-超解像搭載のT-01C、裸眼3D/DLNA対応のSH-03Cほか


左から渡辺謙さん、ドコモの山田社長、堀北真希さん、ダース・ベイダー卿

 NTTドコモは8日、携帯電話の2010年度冬~春モデルを発表。REGZA Phoneなどスマートフォン4モデルや、フィーチャーフォンのSTYLE/PRIME/SMART/PROシリーズなど計28機種を11月より順次発売する。スマートフォンのラインナップは下表の通り。なお、スマートフォン以外の機種については別記事で紹介している。

 サービス系では、Android端末向けにクラウド型データ管理サービス「Evernote」アプリのダウンローダをプリインストールすることや、フィーチャーフォン向けにドコモマーケットを開始することなどが発表された。なお、これらのほかに年度内には新たにタブレット端末1機種を発表することも明らかにしている。


発売時期製品名
型番
メーカーディスプレイ主な特徴
12月~
2011年
1月
REGZA Phone
T-01C
東芝4型
480×854ドット
超解像
防水
ワンセグ
720p動画撮影
DLNAサーバー
12月LYNX 3D
SH-03C
シャープ3.8型
480×800ドット
裸眼3D
ワンセグ
720p動画撮影
レコーダ連携
DLNAサーバー
2011年
2月
Optimus chat
L-04C
LG3.2型
320×480ドット
QWERTYキー
ラウンド形状
12月Blackberry
Curve 9300
RIM2.4型
320×240ドット
QWERTYキー
音楽再生用ボタン
重さ103g


■ 東芝製「REGZA Phone T-01C」

 

左がMellow Bordeaux、右がMoist Black
 4型/480×854ドットタッチパネル液晶とモバイルレグザエンジン 3.0を搭載し、超解像技術やフレーム補間などによりワンセグやYouTubeなどを高画質で視聴可能。IPX 5/7相当の防水仕様となっている。 本体カラーはMoist BlackとMellow Bordeauxの2色。Android OSは2.1で、2011年春に2.2へアップデート予定。

 

 ディスプレイは4型。カメラは1,220万画素で、AFを搭載。720p動画撮影(MP4)にも対応する。ワンセグのほかFeliCaや赤外線通信にも対応する。

 無線LANを備え、プリインストールされたDiXiMのDLNAサーバー/プレーヤーアプリにより、テレビなどほかのDLNA機器と連携が可能。Bluetooth 2.1も搭載する。文字入力ソフトにはATOKをプリインストール。外形寸法は約126×62×11.9㎜(縦×横×厚さ)。重量は約149g。3Gの連続通話時間は約280分。

 

T-01C背面天面
iPhone 3GS(左)と比較DiXiMのDLNAサーバー/プレーヤーアプリを搭載

 

REGZA Phone T-01Cを持つ山田社長カラーは2色主な特徴


■ シャープ製「LYNX 3D SH-03C」

 

左からFairly Blue、Pure White、Ink Black
 3.8型/480×800で裸眼3D対応のタッチパネル液晶を搭載し、ワンタッチで2D/3Dが切り替え可能。ワンセグも3Dで視聴できる。3D動画や3Dゲームもプリインストールしている。静止画の3D撮影(本体を横にスライドして撮影)も可能。本体カラーはPure WhiteとFairy Blue、Ink Blackの3色を用意する。Android OSは2.1で、2011年春に2.2へアップデート予定。

 

 960万画素CCDカメラを搭載し、720p動画撮影(3GPP)が可能。無線LANを搭載し、DLNAサーバー機能も装備。携帯電話内のコンテンツを対応テレビなどで視聴できる。また、BDレコーダの「AQUOSブルーレイ」と連携し、録画番組の持ち出しにも対応する。

 ワンセグやFeliCa、赤外線通信にも対応。外形寸法は約123×62×13.4mm(縦×横×厚さ)、重量は約130g。3Gの連続通話時間は約270分。

 


SH-03C3D表示画面プリインストールの3Dコンテンツ
DLNAサーバー機能を搭載背面天面にイヤフォン端子
静止画は撮影後に3Dで表示させることも可能iPhone 3GS(左)と比較
LYNX 3D SH-03Cを持つ山田社長カラーは3色主な特徴


■ LG製「Optimus chat L-04C」、RIM製「Blackberry Curve 9300」

Optimus chat L-04C

 「Optimus chat L-04C」は初めてでも使いやすいというエントリーモデル。スライド収納式のQWERTYハードウェアキーボードとタッチパネルの両方を備える。手に収まりやすいというラウンド形状を採用する。カラーはWhite Silver。液晶は3.2型/480×320ドットでAndroid OSは2.2。無線LANやBluetoothを搭載。なお、ワンセグやFeliCaは搭載しない。外形寸法は116×58×15.3mm(縦×横×厚さ)、重量は約129g。3Gの連続通話時間は約340分。

 「Blackberry Curve 9300」は、QWERTYのハードウェアキーとトラックパッドを搭載しながら、外形寸法109×60×13.9㎜(縦×横×厚さ)、重量106gの小型サイズを実現。カラーはGraphite Gray。本体上部には音楽プレーヤー用の再生/停止、早送り/巻戻しボタンを備えている。無線LANやBluetoothも搭載。ワンセグやFeliCaには非対応。3Gの連続通話時間は約230分。

 

 

Optimus chat L-04CBlackberry Curve 9300
L-04Cの背面iPhone 3GS(左)と比較
Brackberry Curveの天面には音楽プレーヤー用のボタンiPhone 3GS(左)と比較
L-04Cの特徴Blackberry Curve 9300を持つ山田社長Blackberry Curve 9300の特徴



■ ドコモマーケット/GALAPAGOS対応の「ブックリーダー」端末も

 現在ドコモがトライアル中で、年明けに正式サービス開始予定の電子書籍配信に対応する端末「ブックリーダー SH-07C」も発表。Android OS 2.1をベースに開発されており、既発表のシャープのGALAPAGOSとハードウェア上ではほぼ共通だが、無線LAN(IEEE 802.11b/g)だけでなく3G回線も搭載する。

 5.5型/1,024×600ドットのタッチ液晶を搭載し、ドコモマーケットとGALAPAGOSの両方の電子書籍が購入/閲覧可能となる予定。対応フォーマットはXMDF、.book、コミック用フォーマット。Webブラウザも搭載する。なお、ドコモマーケットからのアプリダウンロードには対応せず、動画/音楽再生機能は備えていない。外形寸法は約167×92×12.3㎜(縦×横×厚さ)。重量は約240g。

 

ブックリーダー SH-07Cイヤフォン端子を持つが、音楽プレーヤーは搭載しないため、これはWeb動画閲覧などでの使用を想定主な仕様



■ ドコモマーケットで3D動画配信を予定

 3D動画のコンテンツとしては、プロゴルファー横峯さくら選手がドライバーの飛ばし方やアプローチのコツなどを伝授するという「横峯さくらの迫力ショット3D」(提供元:NHKエンタープライズ)を無料配信予定。ドコモマーケットの「スマートフォン動画」での期間限定ストリーミング配信となり、料金は無料。そのほかのコンテンツについてはプロバイダと交渉中だという。

 また、スマートフォン向けの動画配信としてFlash Player 10.1搭載のGALAXY SやGALAXY Tab向けにテレビ朝日による「テレ朝動画」でのドラマ見逃し配信を10月28日より有料で提供中。ドラマ「ナサケの女」や「痛快! ビッグダディ」などを配信している。

 

スマートフォン向けの動画配信ページ3D動画配信も行なう12月より高速通信のLTEサービス「Xi」(クロッシィ)も開始。PC用の対応端末が発表された

 

Evernoteのフィル・リービンCEO
 そのほか、Android端末向けにクラウド型データ管理サービス「Evernote」アプリのダウンローダを提供することを発表。PCとスマートフォンで画像やPDFなどの共有が可能で、無料版では40MBが、有料版(5ドル/月)では500MBが利用可能。Evernoteのフィル・リービンCEOも来場「Evernoteのゴールはいつでもどこでも使えるユビキタス性。日本で最高のモバイルネットワークを持ち、最大の顧客数を誇り、人の生活を豊かにするサービスを持つドコモは、我々にとって最高のパートナー。最高のEvernoteの使い心地がドコモのスマートフォン上で実現した」と提携を歓迎した。

 また、12月6日からは、iモード端末向けにもアプリ配信の「ドコモマーケット」を開始。開始当初の動画/音楽/テレビ関連アプリとしては、「Gガイド番組表リモコン」(ディーツーコミュニケーションズ)や、シネマNAVI(新通)、「スパイダーマン3」予告編などを用意。そのほかにも有料動画配信の「BeeTV」(エイベックス通信放送)や、「music.jpミュージックプレーヤー」(エムティーアイ)などを12月より順次開始予定。



■ iモードのコンテンツをスマートフォンに移せる仕組みを計画

 

山田隆持社長
 山田社長は、さまざまな特徴を持つ新端末の発表や、Evernoteとの協力などサービス面の強化により「スマートフォン新時代は、ネクストステージへ」というキーワードを提示。「スマートフォンでより一層のワクワク感を提供したい」と述べた。

 今後のスマートフォンとフィーチャーフォンの市場については、「来年はまだ逆転しないが、2年目で近接し、3~4年で逆転するだろう。そのころになると機種も多くなる」との見解で、その中で山田社長は「たくさんあるiモードのコンテンツを、スマートフォンにも簡単に移せるような仕組みを考えたい」との意向を明らかにした。「ドコモには2万数千の公式サイトがある。これらをスマートフォンで簡単に見られるようにすると、コンテンツの循環が生まれるのでは」とした。

 Androidを採用することについては「iPhoneは確実に垂直統合モデルなので、キャリアにとってはネットワークが“土管化される”ことは確かだ。Android であれば、OSに手を加えることが可能で、ドコモならではのサービスをそこに組み入れられる。Android OSがこれからキャリアにとっても重要なツール。世界の流れではAndroidのシェアがiPhoneより増えたという調査がある。Android端末が増えていくとアプリも増えていくだろう。我々の強みは端末とサービスとネットワークの3つの掛け算。いい端末を作り、iモードのコンテンツをスマートフォンにも活用する。そしてネットワークが良くなければ快適に使えない」と強調した。

 

スマートフォンの「ネクストステージ」を宣言既発表のGALAXY SやGALAXY Tabに加え、4機種のスマートフォンが発表されたスマートフォン、iモード、LTEの3つが今回の発表会の要点となっている



■ ベイダー卿「スター・ウォーズが3Dで観られる時代が来る」

ドコモのCMに出演する堀北真希さん、渡辺謙さん、ダース・ベイダー卿(写真左から)も発表会に登場

 発表会の最後には、CMに出演中の堀北真希さん、渡辺謙さん、そしてスター・ウォーズのダース・ベイダー卿が登場。

 「スマートフォンが新しくなったということで、食欲の秋ですが私はダイエットしてスマートになって来ました」とあいさつした渡辺さんは、新端末の中でもワンセグ/防水対応スマートフォンの「REGZA Phone T-01C」が気に入ったとのこと。「よくスポーツ中継を観ますが、これくらい画面が大きいと、ゴルフ中継でもボールが見える」と話した。

 CMでは“携帯電話”として渡辺さんと対談しているダース・ベイダー卿の言葉は、“ケータイ仲間”という渡辺さんが通訳。ベイダー卿は会場に向けて「コー」(すっかり秋だなあ)とあいさつした。また、「3D対応端末の登場でスター・ウォーズも3Dで観られる時代も来そうですね」という問いかけに対しては「コー」(来る)と答えた。

 堀北さんがお気に入りの端末は、付属の「フィーリングピース」を付け替えることでデザインを変えて楽しめる「F-02C」。温度や湿度によって待受けが変わることから「用事が無くても気になって見ちゃう」と笑顔を見せた。また、堀北さんとCMで共演する木村カエラさんからはビデオメッセージが届き「かわいいダンスや衣装など素敵に仕上がっています。前回は7人(木村さんが“携帯電話役”で登場)でしたが、今回は5人です。気に入ってもらえるとうれしい」と話した。

 

渡辺謙さん

渡辺さんはベイダー卿の通訳も務めた

堀北真希さん


 

年度内にタブレット端末を1機種発表する予定フィーチャーフォンではLUMIX Phone P-03Cなどが発表された

(2010年 11月 8日)

[AV Watch編集部 中林暁]