Cresyn、NC機能搭載ハーフカナルイヤフォン「PS 20 NC」

-「PS 210」のiPhone用マイク付/「MS 400」黒モデルも


アクティブノイズキャンセリングモデル「PS 20 NC」

 クレシンジャパン株式会社(Cresyn)は、ヘッドホンブランド「PHIATON」の新製品としてハーフカナル型イヤフォンの「PRIMALシリーズ」のアクティブノイズキャンセリング(NC)モデル「PS 20 NC」、NCの無いモデル「PS 20」を12月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、COWONの直販サイトの価格はNCモデルが12,800円、NC無しが8,800円。

 また、既発売の「PS 210」にiPhone用のコントローラー+マイクを追加した「PS 210i」と、ヘッドフォン「MS 400」のブラックモデル「MS 400 BLACK」も12月上旬に発売。価格はオープンプライスで、COWON直販価格は「PS 210i」が11,800円、「MS 400 BLACK」が24,800円。



■PS 20 NC/PS 20

PS 20のブラックモデル

PS 20のホワイトモデル

 ダイナミック型ドライバを採用したモデル。イヤーピース部分より大口径なユニットを搭載しており、同社は“ハーフカナル型”と呼んでいる。PS 20 NC/PS 20のどちらも、カラーはブラックとホワイトの2色。

 PS 20はMaxBass Reflex技術を使い、低音再生を強化。ハウジングはデュアル・チャンバー構造になっており、ハウジングダンパーとウェーブガイドダンパーをダブルで配置することにより不要な振動や反響音を除去している。入力インピーダンスは31Ω。感度は101dB。最大入力は30mW。重量は約6.2g。

 NCタイプはケーブルの途中にNC用ユニットを備え、イヤフォンの外側に外部の騒音を集音するためのマイクを搭載。逆独自のノイズブロッカー技術により、騒音を95%遮断できるという。なお、NC機能をOFFにしても、スルーで音を出す事ができる。

 NCモデルも内部にハウジング・ダンパー、フロントダンパー、カナルダンパーを配置。不要な振動を排除したという。NC用の電源は単4電池1本。入力インピーダンスは26Ω。感度は101dB。最大入力は30mW。バッテリを含めた重量は約32.5g。

 どちらのモデルもシリコンイヤーピースはXS/S/M/Lの4種類を同梱。ケーブルの長さは1.5mで共通。キャリングケース、航空機対応デユアルプラグ変換アダプタも同梱する。


秋のヘッドホン祭 2010で展示されたPS 20NCモデルも、秋のヘッドホン祭 2010で展示された


 ■PS 210i

PS 210i。手前にあるのがコントロールマイク

 既発売のハーフカナル型「PS210」に、iPhone用のコントロールマイクを追加したモデル。リモコンとマイクを備えたユニットはケーブルの途中に搭載している。

 ハウジングはアルミ製。航空機のタービンエンジンを造形したデザインになっている。ハウジング・ダンパーとウエーブガイド・ダンパーを配置することで、不要な振動を排除。シリコンイヤーピースはXS/S/M/Lの4種類を同梱する。

 入力インピーダンスは32Ω。感度は98dB。最大入力は30mW。ケーブルの長さは1.5m。ケーブルを除いた重量は約8.2g。円筒形のキャリングケースが付属する。




■MS 400 BLACK

MS 400 BLACK

 密閉型ヘッドフォン「MS 400」のブラックモデル。ハウジングに軽量で強度のあるカーボン・グラファイト・ファイバーを採用しているのが特徴。アコースティック・ダンピング材により、共振を防ぎ、全体域に渡って過渡特性を向上させている。

 ドライバは40mm径のダイナミック型。入力インピーダンスは32Ω。感度は98dB。最大入力は1,000mW。ケーブルは1.2mで両出し。ケーブルを除いた重量は185g。

 コンパクトに収納できるキャリングケースや、標準プラグへの変換アダプタが付属する。



(2010年 11月 17日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]