タイムロード、英CHORDのリファレンスプリ「CPA8000」

-約346万円。1,000万円超の「SPM14000」と組合せ


リファレンスプリアンプ「CPA8000」

 タイムロードは、英Chord Electronics(コード)の新製品として、リファレンスとなるプリアンプ「CPA8000」を発売した。受注は既に開始しており、価格は346万5,000円。

 リファレンス・モノラルパワーアンプ「SPM14000」(インテグラ・レッグタイプがペアで1,043万7,000円、INVICTA仕様がペアで1,253万7,000円)との組み合わせを想定したプリアンプ。

 既発売の「CPA5000」の約2倍という筐体サイズで、入力信号は左右のチャンネルで個別に処理。左チャンネル用の基板は筐体内の上段に、右チャンネルは中段に分離配置し、干渉を防いでいる。

 全ての入力に、厳選した増幅アンプを配置した上で回路を最適化。高いSN比とダイナミックレンジを実現すると共に、セパレーションを大幅に向上させ、「音質は比類のない次元に達している」という。

 ほかにも、アルミシールドケースに収容された高精度ボリュームや、ピュアバランス回路などを採用。電源部も各チャンネル独立駆動としているほか、イコライザも左右チャンネルで独立している。また、入力毎に6ステップのゲインコントロールが可能。

正面から見たところ背面

 入力端子はバランス(XLR)×4、アンバランス(RCA)×2、レコーダ用入力(RCA)×2。出力はバランス(XLR)/アンバランス(RCA)×3系統で、各系統でXLRかRCAかを選択する。RECアウト(RCA)×2系統も備えている。さらに、ステレオのAVバイパス入出力(XLR)を1系統、ヘッドフォン出力(標準プラグ)も2系統備えている。SN比は-125dB。周波数特性は2.5Hz~200kHz(-3dB)。消費電力は60W。インテグラ・レッグ8本仕様での外形寸法と重量は、480×359×305mm(幅×奥行き×高さ)で、26kg。



(2011年 2月 25日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]