パナソニック、iPhoneデジタル接続に対応した「D-dock」

-Bluetooth対応モデルなど。竹繊維スピーカーも改良


 パナソニックは、コンパクトオーディオシステム「D-dock」の新モデルとして、iPhone/iPodのデジタル接続に対応した3モデルを3月18日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格や発売日は下表の通り。

型番CDプレーヤー
FM/AMチューナ
Bluetoothカラー発売日店頭予想価格
SC-HC55ブラック(K)
レッド(R)
3月18日37,000円前後
SC-HC35-シルバー(S)
ホワイト(W)
ピンク(P)
30,000円前後
SC-HC05-ブラック(K)
ホワイト(W)
4月中旬25,000円前後
SC-HC55

 最薄部の奥行きが約69㎜(HC55/35)、約59㎜(HC05)という薄型筐体を採用する一体型オーディオシステムで、前面スライドドアの内側にiPhone/iPodを収納できるドックを搭載。新たにiPhone/iPodのデジタル接続に対応し、より高音質な再生が可能になった。SC-HC55/35のみ、CDプレーヤーやFM/AMラジオチューナ、ヘッドフォン出力を装備する。

 また、SC-HC55については、iPhone/iPod touch用のインターネットラジオアプリ「vTuner for Panasonic」との連携が可能。このアプリをインストールしたiPhone/iPod touchをD-dockに装着し、D-dockのリモコンでインターネットラジオ機能が操作できる。

 HC55/35はBluetooth Ver.2.1+EDRも搭載し、手元のiPhone/iPod touchから音楽をワイヤレス伝送することもできる。プロファイルはA2DP/AVRCPをサポート。さらに、HC55はHFPにも対応し、iPhoneを装着したままでハンズフリー通話が可能となっている。ドック接続に対応するiPhone/iPodは3機種共通で、iPhone 3G/3GS/4と、第5世代以降のiPod、iPod nano/touch/classic。AUX入力も備え、iPhone/iPod以外も接続可能。

SC-HC35SC-HC05


HC55/35の付属リモコンHC05の付属リモコン

 スピーカーのコーン部には「新竹繊維振動板」を採用。羽毛化した竹繊維で剛性を高め、明瞭でキレのあるボーカルを再現するという。また「Wパッシブラジエーター」により、スピーカーボックス内側の低域振動を出力。左右それぞれ前後に配置することで、筐体の振動も抑え、歪みの少ない豊かな低音が再生できるという。さらに、HC55/05には、本体面から乱反射する音の歪みを演算補正で取り除く「ピュアダイレクトサウンド」も搭載。この2機種は2ウェイスピーカー構成で、高域までクリアな再生が行なえるという。アンプ出力はいずれも20W×2ch。

 3機種とも、スピーカー部には高精細のメタルネットを採用し、質感を向上。最上位のHC55はメタルネットに光沢仕上げを施しているほか、iPhone/iPodドックとCD部のドアが、手をかざして動かすだけで開閉する「タッチフリーセンサードア」となっている。


【主な仕様】

型番SC-HC55SC-HC35SC-HC05
アンプ出力20W×2ch
入力端子Dockコネクタ、AUX
出力端子ヘッドフォン-
スピーカー
ユニット
6.5cm径ウーファ×2
1.5cm径ツイータ×2
8cm径パッシブラジエータ×4
6.5cm径フルレンジ×2
8cm径パッシブラジエータ×4
6.5cm径ウーファ×2
1.5cm径ツイータ×2
8cm径パッシブラジエータ×4
消費電力28W
(スタンバイ時約0.07W)
16W
(スタンバイ時約0.05W)
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
480×84×194mm370×85~121×176mm
重量約2.4kg約1.8kg


(2011年 3月 1日)

[AV Watch編集部 中林暁]