ソニー、インドにHD/3Dコンテンツ普及促進のための教育施設


 ソニーは、インド ムンバイに映像のHDデジタル制作や3D制作の拡大に向けたトレーニング施設「ソニー・メディアテクノロジーセンター(SMTC)」を開設した。

 SMTCは、ムンバイ市にある映画制作学校「ウィスリング・ウッズ・インターナショナル(WWI)」の敷地内に新設。映画等のコンテンツ制作に関わる人々を対象に、HDや3Dデジタルコンテンツ制作のトレーニングを行なう。

 ソニーはSMTCへ映像制作機材を無償で提供するとともに、業務用デジタルカメラでの映像収録から編集まで映像制作のノウハウや、3Dコンテンツ制作における3Dの原理、映像制作手法などをトレーニングする。

 インドは毎年1,000を超えるリリース本数を誇るなど映画産業が発達している一方で、多くのコンテンツはフィルムでも制作されているという。そのため、ソニーはSMTCでの活動を通じ、デジタル映画、3D映画、映像コンテンツの制作に関する知見の共有や普及拡大、インドのエンタテインメントの発展へ寄与することを目指すという。


(2011年 3月 4日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]