カナルワークス、カスタムイヤフォン2機種発表

-3ウェイ4ドライバとフルレンジ。49,800円から


3ウェイ4ドライバタイプ「CW-L31」
フルレンジ・シングルドライバタイプ「CW-L01」

 カナルワークスは、耳型を採って製作するカスタムイヤフォンの新モデルとして、バランスド・アーマチュアユニットの3ウェイ4ドライバタイプ「CW-L31」と、フルレンジ・シングルドライバタイプ「CW-L01」の2モデルを5月7日に発売する。耳型採取費用を含めた価格は、CW-L31が84,800円、「CW-L01」が49,800円。

 いずれもモニター価格で、正式販売のモデルと商品に違いは無いが、商品納品後、アンケートに回答する必要がある。注文の際は耳型(インプレッション)の採取が必要。納期は生産着手後約4週間となる。

 耳型を採って製作するカスタムイヤフォンは、海外の製品が多く、英語でメールをやりとりするなどの作業が必要になる製品もある中で、国内メーカーでカスタムイヤフォンを手掛けているのがカナルワークス。カスタムイヤフォンとしては、価格もリーズナブルに抑えているのが特徴となっている。

 同社は第1弾モデルとして、昨年に2ウェイの3ドライバの「CW-L11」(モニター販売価格69,800円/標準仕様/耳型採取費用含む)を発売。今回3ウェイ4ドライバの「CW-L31」と、フルレンジのシングルドライバの「CW-L01」が追加される。

 なお、同社は5月7日に東京・外苑前のスタジアムプレイス青山で開催される「春のヘッドホン祭2011」に参加予定で、会場で試聴と購入申し込みを受け付けも実施。耳型採取も同日、会場から徒歩1分の提携店で行なえるという。




■CW-L31

CW-L31

 「CW-L11の解像度の高い音質はそのままに、新たに低域用として容積比3倍の大型バランスドアーマチュアドライバを搭載した」という3ウェイ4ドライバモデル。迫力のある重低音再生を可能にしたという。ユニット数は高域1基、中低域2基、低域1基となる。




■CW-L01

CW-L31

 小型のフルレンジ、バランスド・アーマチュアドライバを搭載したモデルだが、カスタムイヤフォンになっている事で、鼓膜にダイレクトに高い気密性で音楽信号を伝えられるという。

 イコライザ抵抗にはオーディオ用の大型高音質炭素皮膜抵抗を採用。「ドライバをカナル部(外耳道部)周辺にコンパクトにまとめられるフルレンジならではのチューニング」としている。




■共通する特徴

ハードケース、ソフトケース、ワックスクリーニングツール、クリーニングクロスが付属

 ケーブル長さは両モデルとも115cm。イヤフォンとケーブルは脱着式で、断線した際などにケーブル交換が可能。ケーブルには通常の3倍の高耐久性を実現したという20芯撚り線OFCワイヤーを使用し、断線トラブルそのものも抑えるようになっている。

 ケーブルを耳の後ろにまわす装着スタイルで、ケーブルのコネクタ部分には耳へのフィット感が得られるメモリーワイヤーを内蔵。入力のステレオミニプラグはノイトリック製のものを使用。オプションで、バランス接続タイプのプラグも選択できる。

 本体のカラーは21色から選択可能。オプションでオリジナルカラーの調色にも対応する。ただし、CW-L01はフェイスプレートのみのカラー選択で、シェル自体はクリアのみとなる。

 さらに費用は別途必要だが、コンビネーションカラーシェルやラメ入りシェル、ラインストーン埋込みなど、様々なバリエーションを用意。オリジナルエンブレム製作、プリントアートワーク挿入などの要望にも対応できるという。

 製品にはハードケース、ソフトケース、ワックスクリーニングツール、クリーニングクロスが付属する。



(2011年 4月 22日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]