パナソニック、1.4GHzデュアルコアのスマートTV LSI

-サクサク動作を目指した新テレビ用Uniphier


MN2WS0220

 パナソニックは、1.4GHz動作の高速デュアルコアCPUを搭載したスマートテレビ用UniPhier(ユニフィエ)システムLSI「MN2WS0220」を6月よりサンプル出荷開始する。

 スマートテレビ用に開発されたシステムLSI。テレビ放送2番組とインターネット上のさまざまなアプリケーションを同時に楽しむことができる“スマートテレビ”をいち早く実現できるという。

 AVコンテンツ処理に実績のあるUniphierプロセッサと、ネットワーク対応アプリケーション処理に優れた高速デュアルコアCPUからなる新アーキテクチャを採用し、スマートテレビの高画質化、高性能化を実現する。

 1.4GHz動作のデュアルコアCPU「ARM Cortex-A9 Dual」によりネットワーク対応アプリをストレスなく、サクサクと動作させる。MPEG-4 AVC/H.264やドルビーデジタル対応の映像/音声コーデックに加え、フルHD対応の3Dグラフィック回路もワンチップに集積。UniphierプロセッサとCPU,3Dグラフィックス回路間で外部メモリを共有し、アクセスを最適にスケジューリングするユニファイド メモリアーキテクチャを採用。システムの消費電力も約40%削減できるという。

 対応放送方式はISDB-T、DVB-T/C、ATSC/QAM。NANDフラッシュやSDカード、USB、I2C、Ethernetなどのインターフェイスや、2D-3D変換やスケーラー、画質補正回路、3Dフォーマッタなどの表示制御機能を搭載。4ポートまでのHDMIに対応する。パッケージは708ピン31mm角のBGA。



(2011年 6月 8日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]