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スピーカー振動板用“超薄板ガラス”の名称「Sonarion」に決定。日本電気硝子
2026年4月6日 10:21
日本電気硝子は、スピーカー用振動板に用いる超薄板ガラスの名称を「Sonarion(ソナリオン)」に決定した。今後、Sonarionのブランド化を通じて、「ハイエンド音響市場における認知度を高め、独自のガラス技術による新たな音響体験の提供と、さらなる採用拡大を目指す」という。
Sonarionは、振動板のために開発された専用の超薄板ガラス。振動板に求められる極限の薄さと軽さを追求し、世界最薄クラスとなる25µm(0.025mm)~200µm(0.2mm)の厚みを実現。
独自のガラス組成設計により、軽量ながら、激しい振幅や音圧にも耐えうる高い強度を兼ね備えている。
音質面では、紙や金属といった素材に比べて音の立ち上がり、立ち下がりが速いため、音が鮮明かつクリアに届き、歪みが少ない。素材の特性として振動の内部損失が大きく、素材の固有音が少ないといった特徴がある。
軽くて振動しやすいため、繊細な音のニュアンスを正確に表現。ガラス表面を特殊な化学処理で強化しており、重低音の激しい振動にも耐えられ、温度や湿度などの環境変化に強く、経年劣化しにくいという。
Sonarionの名称は、音を意味する「Sonar」と、冬の夜空でひときわ輝く「Orion(オリオン座)」を組み合わせた造語。「このガラスが生み出す透明感のある澄んだ音色を、静寂の中に響く星の輝きになぞらえた。クリアで奥行きのあるサウンドスケープを象徴している」という。
日本電気硝子は、超薄板ガラスの精密3D加工技術を持つ台湾のGAITと共同で、Sonarionを用いた振動板を開発。立体成形と特殊な化学強化処理を施すことで、音響素材としての理想的な特性を実現したという。
