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トーレンス、ダイレクトドライブにナイフエッジTP160アームを組み合わせた「TD404DD」

TD404DD

PDNは、トーレンスのダイレクト・ドライブモーターを採用しつつ、フラッグシップ機「TD124DD」の要素技術を取り込んだハイエンド・マニュアル・レコードプレーヤー「TD404DD」を4月20日に発売する。カラーはウォルナット・ハイグロスで、価格は1,320,000円。

トーレンスと言えばベルトドライブ・プレーヤーが有名だが、1929年にはダイレクトドライブターンテーブルモーターの特許をスイスで取得。1950年代初頭にはダイレクトドライブ・ターンテーブルのシリーズ3モデルを製造し、1982年には業務用モデルとしてDDモーター採用の「TD524」を商品化している。

現代トーレンスにおいては、フラッグシップモデルである「TD124DD」(12極高精度ダイレクトドライブ・モーター採用)に見られるように、「音質と性能が保証できるのであれば、ドライブ方式にかかわらず採用していく」という方針を貫いている。

TD404DD

新モデルTD404DDの心臓部には、TD124DDの強力なダイレクトドライブモーターを搭載。滑らかな回転と高トルクが特徴。そこに、TD1601/1600で実績のあるナイフエッジを備えたTP160トーンアームを組み合わせている。

12極高精度ダイレクトドライブ・モーターは、12極積層ケイ素鋼鉄芯の採用により、高効率かつ安定した性能を実現。900RPM分解能の光学センサーによる精密な速度検出と制御、先進的な正弦波モーター制御アルゴリズムにより、スムーズで低振動の回転を確保したという。

トーンアームのTP160は、高品質のナイフエッジ・ベアリングと、SMEコネクターを備えたアルミニウムチューブで構成。マグネット・ガイダンス・システムにより、ふらつきを防いでいる。アンチスケーティングは、スプリングを使用する伝統的な方法で調整。アームの高さとアジマスの調整も可能。

精密加工されたソリッド・アルミニウム製のプラッターには上下両面にシリコン制振パッドを配置。モーターマグネット一体型設計による完全な同期により、優れた振動制御と安定かつ正確な回転を実現したとする。

プラッター裏面にはストロボマーキングを印刷し、精密な回転速度の確認が可能。

外部リニア電源ユニット「TPN124」を標準装備。余裕のあるサイズのトロイダル・トランスを採用し、「既存のフィルタリング容量とともに、想像しうるあらゆる動作条件下で必要な電圧を供給する」とのこと。

さらに、トーレンス特許のタッチレス・エンド・オフ機構を備えた、電動トーンアーム・リフターを装備。ターンテーブルの他の電子機器から完全に独立しており、リフト自体に直接組み込まれたミニモーターを使い、ボタンを押すだけでトーンアームをスムーズに下降・上昇できる。光電子トリガーのエンドオフ機構は、音質に影響を与えず、スタイラスがランアウト溝に達するとプラッターを停止させ、アームを持ちあげるオートリフトアップしてくれる。

アンバランスに加え、XLRバランス出力端子も搭載。なお、XLR端子とRCA端子の同時接続、同時駆動はできない。

筐体には、新開発リジッドシャーシと制振フットを採用。安定性を高めながら不要な共振を最小化している。

消費電力は5W。回転数は33.3、45、78rpmに対応。ワウ・フラッターは0.04%以下(IEC/WRMS)。プラッターはアルミニウム製で3.2kg。トーンアームは長さ9インチ、有効長232.8mm。オーバーハングは17.8mm。重量は12.3kg、外形寸法は450×370×160mm(幅×奥行き×高さ)。