新海監督の新作「星を追う子ども」がBD/DVD化

-11月25日発売。特典ディスク付属のBD-BOXも


BD版ジャケット
(C)Makoto Shinkai/CMMMY

 「秒速5センチメートル」や「ほしのこえ」を手掛けた、新海誠監督の最新作「星を追う子ども」が11月25日にBlu-ray/DVDビデオ化される。BDは通常版と特別限定生産のBD-BOXを用意。DVDは通常版のみで、価格はBD通常版が5,775円、BD-BOXが8,715円、DVD通常版が3,990円。発売・販売元はメディアファクトリー。


 タイトル本編仕様音声品番価格
BD-BOX星を追う子ども Blu-ray BOX
 特別限定生産版
片面2層
本編116分
16:9
日本語字幕
英語字幕
中国語字幕
(1)日本語
 (DTS-HD MasterAudio 5.1ch)
(2)日本語
 (リニアPCM 2.0ch)
ZMXZ-74538,715円
BD星を追う子ども Blu-ray 通常版片面2層
本編116分
16:9
日本語字幕
英語字幕
中国語字幕
(1)日本語
 (DTS-HD MasterAudio 5.1ch)
(2)日本語
 (リニアPCM 2.0ch)
ZMXZ-74545,775円
DVD星を追う子ども DVD 通常版片面2層
本編116分
16:9
日本語字幕
英語字幕
中国語字幕
(1)日本語
 (ドルビーデジタル5.1ch)
(2)日本語
 (ドルビーデジタル2.0ch)
ZMBZ-74553,990円

 BD-BOXは本編と特典ディスクの2枚組で、本編ディスクには特報と劇場予告編・テレビSPOT、監督・キャストインタビューのショートバージョンを収録。さらに、新海誠作品フィルモグラフィとオーディオコメンタリも収めている。

 特典ディスクには、監督・キャストインタビューのロングバージョンと、メイキングドキュメンタリーを収録。熊木杏里「Hello Goodbye & Hello」のPVも収録する。さらに、封入特典として劇場フィルムカット、漫画版「星を追う子ども」2作品第1話お試しBOOK(監督&漫画家2名による対談記事収録)、オールカラーイメージボード集、ブックレットを付属する。

 BDの通常版は、BOXに収録する本編ディスクのみを収録。封入特典はブックレットのみとなる。DVDの通常版も、本編DVDとブックレットのみで、本編ディスクにオーディオコメンタリは収録しない。


 「ほしのこえ」、「雲のむこう、約束の場所」、「秒速5センチメートル」など、独特の映像美と繊細なストーリーで支持を集める新海誠監督の最新作。新海作品の特徴である、光のゆらぎや緑のきらめきなど、風景の美しさを切り取った高いクオリティの背景美術が今回の作品でも特徴であり、以前から新海作品に関わってきた西村貴世(作画監督・キャラクターデザイン)、丹治匠(美術監督)らが再び集結。音楽は新海作品でお馴染み、天門が手掛けている。主題歌はシンガーソングライターの熊木杏里がオリジナル楽曲を書き下ろした。

(C)Makoto Shinkai/CMMMY(C)Makoto Shinkai/CMMMY(C)Makoto Shinkai/CMMMY

 ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。誰かの心がそのまま音になったような唄を、忘れられずにいた少女アスナに訪れたひとつの出会い。お気に入りの高台に向かう途中、異様なケモノに襲われたアスナはシュンという少年に助けられる。アガルタという遠い場所から、どうしても会いたい人と見たいものがあってやって来たと語るシュン。二人は心を通わせていくものの、突然シュンはアスナの前から姿を消してしまう。

 そして聞かされる哀しい知らせ。それを信じられずにいたアスナは、学校の新任教師モリサキから地下世界の神話を教えられる。そこはこの世の秘密が隠されたあらゆる願いが叶う場所で、アガルタとも呼ばれているという。

(C)Makoto Shinkai/CMMMY(C)Makoto Shinkai/CMMMY(C)Makoto Shinkai/CMMMY

 そんな中、アスナの前にシュンに瓜二つの少年と彼を追う謎の男たちが現れる。男たちの狙いは、アガルタへの鍵であるクラヴィス。追いつめられた少年とアスナの前で、ついにアガルタへの扉が開かれる。そこでアスナは、男たちのリーダーが亡き妻との再会を切望しアガルタを探し続けていたモリサキだったということ、少年がシュンの弟シンだということを知る。

 アガルタへの入口を目前にして、アスナはある決意をする。「もう一度、あの人に会いたい」。アスナ、モリサキ、シンの3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出る……。

 声の出演は金元寿子、入野自由、井上和彦ほか。


(2011年 8月 12日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]