ニュース

新海監督「秒速5センチメートル」「星を追う子ども」を地上波で一挙放送

「秒速5センチメートル」
(C) Makoto Shinkai / CoMix Wave Films

テレビ朝日は、2021年1月3日に映画「天気の子」を地上波初放送。それに先駆け、12月29日に、新海誠監督による「秒速5センチメートル」「星を追う子ども」の2作品も本編ノーカットで一挙放送する。放送時間は深夜2時20分から5時50分。

緻密で美しい風景描写と、すれ違いによって揺れ動く男女の繊細な心情を鮮やかに描き出すことに定評がある、新海監督。今回、地上波初放送となる「天気の子」の放送に先駆け、2007年に公開された映画「秒速5センチメートル」と、2011年公開の映画「星を追う子ども」の2作品を一挙放送。「君の名は。」「天気の子」へとつながる、新海監督の軌跡をたどれるとしている。


    【放送スケジュール】
  • 「秒速5センチメートル」「星を追う子ども」一挙放送
    12月29日 深夜2時20分~5時50分
  • 「天気の子」地上波初放送
    2021年1月3日 夜9時~

新海監督「天気の子」地上波テレビ初放送。'21年1月3日

「秒速5センチメートル」は、互いに想いを寄せ合いながらも離れ離れになった少年と少女が大人になるまでの“心の変化”を描いた連作短編アニメーション。“時間”と“距離”は2人の想いをどう変えていくのか……!? 単館上映ながらロングランを記録した作品。

「星を追う子ども」は、新海監督が冒険ファンタジーに挑んだ意欲作。地下世界アガルタからやってきた少年と出会った少女が冒険の旅に出る。彼らを待ち受ける運命と少女の成長が描かれる。

「星を追う子ども」
(C) Makoto Shinkai / CMMMY

「秒速5センチメートル」あらすじ

小学生のタカキとアカリは、特別な想いを抱きあう仲。しかし卒業と同時に、アカリの引っ越しにより離れ離れになってしまう。中学生になり文通を重ねていた2人だが、今度はタカキも鹿児島への転校が決まる。引っ越す前にアカリに会おうと、大雪の中、タカキはアカリの元へ向かうが……。

時は過ぎ、種子島で高校3年生になったタカキは、同じクラスのカナエに好意を寄せられながらも、ずっと遠くを見つめていた。カナエにとってタカキは、一番身近で、遠い憧れだった。やがて東京で社会人になったタカキは、仕事に追われ日々輝きを失っていく街並みを前に、忘れかけたあの頃の記憶に想いを巡らせる。

「星を追う子ども」あらすじ

ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。

その唄を忘れられない少女アスナは、地下世界アガルタから来たという少年シュンに出会う。2人は心を通わせるも、少年は突然姿を消してしまう。「もう一度あの人に会いたい」そう願うアスナの前にシュンと瓜二つの少年シンと、妻との再会を切望しアガルタを探す教師モリサキが現れる。

そこに開かれるアガルタへの扉。3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出る――。