デノン、40型超TV対応/奥行6cmのシアターシステム

-日本人に最適化したサラウンドの「DHT-S412」


DHT-S412

 デノンは、フロントサラウンド対応のバータイプのシアターシステム「DHT-S412(K)」を11月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は45,000円前後。

 40型以上薄型テレビとの組み合わせを想定し、スリムなフロントスピーカーとサブウーファ(DSW-S412)から構成されるシアターシステム。フロントスピーカーは光沢あるブラック仕上げで、5.1cm径のフルレンジユニットを6基、2.5cm径のツィータを1基内蔵する。サブウーファは16cmコーン型ユニットを1基搭載している。アンプはサブウーファ側に内蔵しており、専用ケーブルで接続する。最大出力はフロントスピーカーが25W×3、サブウーファが25W。システム全体の再生周波数帯域は30Hz~45kHz。


DHT-S412IRリフレクターの設置例
サブウーファの背面

 フット使用時のフロントスピーカー外形寸法は950×68×91~106mm(幅×奥行×高さ)、重量1.7kg。スピーカーのフットは高さ3段階、間隔3段階に調整可能とし、設置性を向上。また、スピーカーユニットがテレビのリモコン受光部を隠してしまうケースに対応するため、IRリフレクターが付属する。サブウーファ部の外形寸法/重量は146×338×376mm(同)/5.4kg。システムの消費電力は28W(待機時0.9W)。

 日本人に最適化したというサラウンドシミュレーション「LIFE SOUND」を搭載。日本人の頭部寸法データを元にシミュレーションを行なうことで、日本人に適したサラウンド再生が可能となるという。

 ドルビーデジタルやDTS、AAC、ドルビープロロジックIIデコーダを搭載。リニアPCM 5.1ch入力にも対応する。CMなどでの急峻な音量変化を抑える「Audyssey Dynamic Volume」も搭載する。

 入力端子はサブウーファ側に備えており、HDMI×1と光デジタル×1、アナログ音声×1を装備。出力端子はHDMI×1。国内主要テレビメーカー6社のHDMIリンク機能に対応し、オーディオリターンチャンネル(ARC)にも対応している。リモコンが付属する。


(2011年 10月 14日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]