オリオスペック、リッピング/サーバー用静音PC

-ファンレスでノイズフィルタ装備。約13万円


Ripping Music Server R3

 オリオスペックは、音楽CDのリッピング機能とUPnP/DLNAメディアサーバー機能を重視した静音仕様のPC「Ripping Music Server R3」を10月17日に発売する。直販サイトでの価格は132,300円。ユーザーからのカスタマイズ要望にも対応する。

 OSにWindows 7 Professional 64bit版を採用したPC。リッピングソフトの「dB PowerAMP R14」や、UPnP/DLNAメディアサーバーソフト「TwonkyServer」(試用版)をプリインストールしており、必要な設定をした状態で販売する事で、パソコンに慣れない人でもスムーズに導入できるという。

 CDのリッピングと、DLNAサーバーとして音楽ファイルの配信が可能。ネットワークオーディオプレーヤーと連携できる。また、韓国SOtM社のノイズフィルタリング技術を応用したSATA専用のノイズフィルターを採用。マザーボードとSATA機器の間に接続する事で、HDDやSSDから発生するノイズをフィルタリングするというもの。

 また、静音性も重視。ファンレスのPCとなっている。さらに、長時間運用や常時稼働も考慮し低消費電力化を図ったという。電源は120WのファンレスACアダプタを使用する。


背面端子部。HDMI出力も備えている

 CPUはIntelのCore i3-2120T(2.6GHz)。チップセットはIntel H67 Express。メモリは4GB(最大16GB)。HDD、またはSSDを2台搭載でき、2.5インチの320GB HDDを標準搭載。容量アップやSSDへの変更も可能。2台搭載時には、同社オリジナルマウントブラケットを使用する。光学ドライブはDVDマルチドライブの「Pioneer DVR-TD09」。

 映像出力はHDMI、DVI-D、アナログRGB(D-Sub 15ピン)を各1系統装備。Gigabit対応のEthernet、USB 3.0×2、USB 2.0×6系統も備えている。外形寸法は295×270×100mm(幅×奥行き×高さ)。

 なお、同社は10月17日から、PCオーディオ専用の新Webサイトを開設。オリジナル音楽専用PC「canarino1」など、PCオーディオ、ネットワークオーディオ関連商品の提案や販売などを行なっている。


(2011年 10月 17日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]