パナソニック、女性視点のAVCHDカメラの質感/画質強化

-MOSは裏面照射型。光沢塗装に


HC-V300M

 パナソニックは、4色のカラーバリエーションを用意し、女性の手にフィットするよう小型にデザインしたAVCHDビデオカメラ「HC-V300M」を2月1日より発売する。価格はオープンプライスで店頭予想価格は7万円前後。カラーはコーラルピンク(P)/ネイビーブルー(A)/パールホワイト(W)/ゴールドベージュ(C)の4色。

 また、AVCHDビデオカメラのエントリーモデル「HC-V100M」も2月15日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は45,000円前後。カラーはシルバー(S)とレッド(R)。



■ HC-V300M

 カラーリングやボディデザインなど女性からの要望を多く取り入れたというビデオカメラで、2011年発売の「HDC-TM45」の後継機種となる。

 4色はクール、モード、キュート、クラシックを意識。新たに知的、端正、凛とをイメージしたネイビーブルーを追加した。また、おしゃれ感を演出するグラデーションや、インモールド成形により上質な光沢感ある表面加工とした。内蔵メモリは32GBで、SDカードスロットも装備する。

 撮像素子は1/5.8型150万画素の裏面照射型MOSで、動画撮影時の有効画素数は130~112万画素(16:9)。レンズは光学42倍ズーム(35mm換算 32.4~1,345mm/F1.8~4.2)で、超解像技術を使ったiAズーム機能も搭載。iAズームでは、新たに2つのズームレンズ群を動かすマルチアクチュエータレンズシステムを採用することで、画質劣化を抑えながら50倍(1,620mm)までのズーム撮影が行なえる。

 また、5軸ハイブリッド手ブレ補正に対応。手首の縦、水平と、腕の左右、上下の4軸手振れ補正に加え、新たに歩行時に発生する回転方向の手振れを補正可能とした。新ズームマイクも搭載し、従来モデルとの比較でノイズを約1/4まで削減できるという。映像処理エンジンは「クリスタルエンジンプロ」。

 AVCHD Progressive記録に対応し、1080/60pのプログレッシブ/フルHD撮影が可能。記録モードは1080/60p(最高28Mbps)、HA(平均17Mbps)、HG(平均13Mbps)、HX(平均9Mbps)、HE(平均5Mbps)。AVCHDのほかMP4(iFrame)記録にも対応し、ビットレートは最高28Mbps。

 待機電力ほぼゼロで液晶の開閉にあわせて電源をON/OFFする「クイックパワーオン」も搭載。液晶モニターは2.7型/23万画素。

 撮影した映像を1/3/5分など、任意の分数でハイライトシーンに合わせて自動で編集する「新おまかせムービースライドショー」も搭載。おまかせムービーのSDカードへの保存にも対応した。HDMI出力やAVマルチ出力、ミニUSB端子などを装備。USBからのバッテリ充電も可能となっている。2D-3D変換出力にも対応する。

 バッテリはVW-VBKシリーズ。外形寸法は53×112×60mm(幅×奥行×高さ)、重量は約196g。編集ソフトは「HD Writer AE 4.0」を同梱。新たにタイムラインモードでの編集に対応したほか、3D映像でのタイトル入力やトランジションなどを利用可能になった。facebookやYouTubeへのアップロード機能も搭載している。対応OSはWindows Vista/7。


■ HC-V100M

 裏面照射型の1/5.8型150万画素MOSセンサーと42倍iAズームに対応したAVCHDビデオカメラのエントリーモデル。

 レンズは光学37倍ズーム(35mm換算 32.4~1,345mm/F1.8~4.0)で、超解像技術を使ったiAズームにより、最高42倍ズームまで利用可能となっている。光学手振れ補正技術のPower O.I.Sも搭載している。裏面照射型MOSの特性を生かした、暗部撮影能力の高さも特徴。

 内蔵メモリは8GBで、SDXC対応のSDカードスロットも装備。記録モードはHA(平均17Mbps)、HG(平均13Mbps)、HX(平均9Mbps)。AVCHDのほかMP4(iFrame)記録にも対応し、ビットレートは最高28Mbps。

 スタンバイから0.6秒で撮影可能となるクイックスタートにも対応。機能を抑えることで本体の消費電力を抑え、同梱バッテリで約155分の撮影を可能とした。液晶モニターは2.7型/23万画素。HDMIやAVマルチ出力を装備。バッテリはVW-VBKシリーズ。外形寸法は51.5×112.5×59.5mm(幅×奥行×高さ)、重量は約183g。


(2012年 1月 11日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]